鈴木さんにも分かるネットの未来

鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書)ニコニコ動画のニワンゴの会長であり、ジブリに弟子入りした川上さんが、ネットのことをよく知らないジブリのプロデューサー鈴木さんでも分かるように、ネットの現在と未来について語ったのが本書である。
ネット民だけれでも経営者でもある川上さんのバーチャルとリアルの感覚が絶妙で面白い。
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2015東京夢舞マラソン

東京夢舞マラソンは2回目の参加である。
この大会は歩道を走るので、信号が赤になるたびに止まらなければならない。
また、人通りの多いところは、走ってはいけないことになっている。
タイムも測ってくれないので、フルマラソンの大会という感じではない。
東京を徒歩で観光すると割りきって参加すべき大会だ。
マラソンシーズン開始前に、長時間体を動かし続ける訓練としては良いかもしれない。
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鏑木毅トレイルランニングトレーニングBOOK

鏑木 毅 トレイルランニングトレーニングBOOKトレイルランニングは技術的要素が強いスポーツだと思っている。
多様な路面状態や下りでのスポードアップなどに、様々なテクニックが有効である。
なので、トレイルランニングのノウハウ本があるとつい読んでしまう。
この本はトレーニングにフォーカスして、構成がうまく構造化されていて気持ちがいい。
こういう本は読んでいて楽しいし、試したくなる。
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ウルトラマラソンのすすめ

ウルトラマラソンのすすめ: 100キロを走るための極意 (平凡社新書)フルマラソンを完走し、トレイルランニングの大会に参加した後は、トライアスロンに進むことも考えた。
しかし、「Born to Run」の影響もあって、今に気なるのはウルトラマラソンである。
本書は、24時間テレビの芸能人マラソンのコーチでもあり、日本におけるウルトラマラソンの仕掛け人による、ウルトラマラソンの歴史と方法の解説である。
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屍者の帝国

屍者の帝国 (河出文庫)伊藤計劃映像化プロジェクト第1弾は「屍者の帝国」だった。
星雲賞受賞の本作は、伊藤計劃が最初の部分のみ書いた後に亡くなったため、友人の円城塔が書き上げたスチームパンクである。
キャラクターデザイン発表時には期待出来ないと思ったが、実際に見てみると現代日本の底力を感じさせるアニメに仕上がっていた。
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怪獣使いと少年

怪獣使いと少年―ウルトラマンの作家たち 金城哲夫・佐々木守・上原正三・市川森一初期のウルトラ・シリーズの脚本家3人についての評論である。
子供のころに楽しく見ていたウルトラ・シリーズに、このようなダークな背景があったとは知らなかった。
子どもが理解するには難しいテーマであり、違う世代には実感出来ない時代背景である。
しかし、完全に過去の問題になってしまったわけでもない。
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ログ・ホライズン10

ログ・ホライズン10 ノウアスフィアの開墾前回は中国サーバだったので新しいキャラクターばかりだったが、今回はアキバに戻っていつものメンバーが活躍する。
同じ話をアニメでも既に見ている。
しかし、小説の方が圧倒的に面白い。
アニメ版がおかしな構成に変更されていたせいもあるが、ログ・ホライズンにおいては内面描写が重要なので、実は映像化には向いていなかったのかもしれない。
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