行動経済学

行動経済学 -- 伝統的経済学との統合による新しい経済学を目指して行動経済学に興味があるので色々と本を読んでいるが、何が最新の理論で、どのような歴史があるか体系的に理解したくなった。
そういう時には教科書だろう、と大学の授業で使っているような本を読んでみることにした。
しかし、冒頭からいきなりつまづいてしまった。
経済学には数式が欠かせないのだ。
このハードルは高い。

最初のページから次のような注意書きがあった。

本書はミクロ経済学の基礎と最小二乗法などの計量経済学の基礎をすでに学んだ経済学部3、4年生の講義やゼミに用いられることを想定している。

これは厳しい。
高校で学んだ以上の数学は、なかなか理解出来ない。
この本ではほとんどの理論を数式を使って説明している。
学問としての経済学は、これが基本なのだろう。
一般向けの経済学の本を読んでいると、あまり数式が出てこないので、すっかり失念していた。
完全な理解は断念し、分かるところだけを拾い読みすることにした。

面白いのは神経経済学についてフォーカスしているところだ。
経済学の理論を形作る上で、人間の脳内の仕組みを解明し、大脳生理学的アプローチをする方法だ。
ますます心理学との境界が分からなくなってくる。
人間の脳のしくみを経済活動だけに絞って研究するのは、少し偏っている気もするのだが。

また、資源配分がどのように決まるか科学的に研究する「実証経済学」に対して、どのように資源配分するべきかを研究する「規範経済学」というのがあるのが面白い。
「規範経済学」では、どのように配分するのが正しいか、価値観を導入する必要があり、価値観を排除することによって一般化を目指す科学的方法とは方向性が異なる。

数式を見て、簡単に理解できるようになりたいものだ。

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