北海道でロケットを作っている小さな会社の社長による著書である。
夢をあきらめないで、実現するための考え方を優しく語っている。
子どもに向けて書いた体裁だが、大人が読んでも十分納得できる。
語られているエピソードは感動的である。
バカな夢はあきらめるように、言われ続けてきた著者の子供時代が背景にある。
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月別アーカイブ: 2016年1月
ネットで進化する人類
角川インターネット講座の最終巻は、MITメディアラボ所長伊藤穰一による今後の展望である。
インターネットの未来というよりも、テクノロジー全般の進化について考察している。
インターネットについての講座なのに、最後はバイオテクノロジーなのが面白い。
今後爆発的に進化するのは、やはりバイオテクノロジーなのかもしれない。
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もう過去はいらない
「もう年はとれない」に続く、バック・シャッツ・シリーズの2作目である。
90歳近い元刑事のバック・シャッツが、またも事件に巻き込まれる。
高齢者が主人公というワンポイントアイディアの小説だが、今回は過去と現在を交互に描写することで、前作よりも深みのある作品になっている。
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けもの道の歩き方
「けものの道の歩き方」というから、山で獣を追跡する本かと思ったら、そうではなかった。
著者が行っている猟は銃を使った方法ではなく、罠を使う方法だった。
人間と野生動物の共存について、考えさせられる本だった。
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行動経済学
行動経済学に興味があるので色々と本を読んでいるが、何が最新の理論で、どのような歴史があるか体系的に理解したくなった。
そういう時には教科書だろう、と大学の授業で使っているような本を読んでみることにした。
しかし、冒頭からいきなりつまづいてしまった。
経済学には数式が欠かせないのだ。
このハードルは高い。
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もう年はとれない
87歳の元刑事が主人公のハードボイルドである。
口が悪く偏屈なジジイなのだが、なかなかカッコいい。
刑事時代はダーティーハリーばりのワンパクさだったが、歳をとって身体も言うことをきかない。
転んだだけで寝たきりになったしまう恐れがあるのだ。
それでも戦い方はある。
高齢化時代のヒーローかもしれない。
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コンピュータがネットと出会ったら
インターネットとその社会的影響について多面的に学習できる「角川インターネット講座」シリーズ。
そのテーマの豊富さと著名な執筆陣は魅了である。
本書は、その中でも今話題のIoTを扱っている。
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全脳思考
久しぶりに神田昌典の本を読んだが、やはり面白い。
彼の奇抜な発想には感服していたが、この本を読むと、彼の文章の上手さにも感心する。
とてもスムーズに読めて、読み始めると止まらない。
この本では、知識社会におけるフレームワークの問題と、新しいフレームワークの提案を行っている。
彼の提案する「全脳思考」は、最新のマーケティング手法をうまく組み合わせ、行動に移しやすいフレームワークとなっている。
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ヒックとドラゴン
ピクサーのアニメは良く出来ていると思ったが、ドリームワークスのアニメも侮れない。
DVDのパッケージがあまりに子供向けだったのでスルーしていた「ヒックとドラゴン」だが、huluでたまたま観たら面白かった。
設定の上手さにも感心するし、CGの美しさにも驚いた。
すぐに2作目も借りて観たが、こちらも面白かった。
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