空想教室

好奇心を“天職"に変える空想教室北海道でロケットを作っている小さな会社の社長による著書である。
夢をあきらめないで、実現するための考え方を優しく語っている。
子どもに向けて書いた体裁だが、大人が読んでも十分納得できる。
語られているエピソードは感動的である。
バカな夢はあきらめるように、言われ続けてきた著者の子供時代が背景にある。
続きを読む 空想教室

ネットで進化する人類

角川インターネット講座15 ネットで進化する人類 ビフォア/アフター・インターネット<角川インターネット講座> (角川学芸出版全集)角川インターネット講座の最終巻は、MITメディアラボ所長伊藤穰一による今後の展望である。
インターネットの未来というよりも、テクノロジー全般の進化について考察している。
インターネットについての講座なのに、最後はバイオテクノロジーなのが面白い。
今後爆発的に進化するのは、やはりバイオテクノロジーなのかもしれない。
続きを読む ネットで進化する人類

もう過去はいらない

もう過去はいらない (創元推理文庫)「もう年はとれない」に続く、バック・シャッツ・シリーズの2作目である。
90歳近い元刑事のバック・シャッツが、またも事件に巻き込まれる。
高齢者が主人公というワンポイントアイディアの小説だが、今回は過去と現在を交互に描写することで、前作よりも深みのある作品になっている。
続きを読む もう過去はいらない

行動経済学

行動経済学 -- 伝統的経済学との統合による新しい経済学を目指して行動経済学に興味があるので色々と本を読んでいるが、何が最新の理論で、どのような歴史があるか体系的に理解したくなった。
そういう時には教科書だろう、と大学の授業で使っているような本を読んでみることにした。
しかし、冒頭からいきなりつまづいてしまった。
経済学には数式が欠かせないのだ。
このハードルは高い。
続きを読む 行動経済学

もう年はとれない

もう年はとれない (創元推理文庫)87歳の元刑事が主人公のハードボイルドである。
口が悪く偏屈なジジイなのだが、なかなかカッコいい。
刑事時代はダーティーハリーばりのワンパクさだったが、歳をとって身体も言うことをきかない。
転んだだけで寝たきりになったしまう恐れがあるのだ。
それでも戦い方はある。
高齢化時代のヒーローかもしれない。
続きを読む もう年はとれない

全脳思考

全脳思考久しぶりに神田昌典の本を読んだが、やはり面白い。
彼の奇抜な発想には感服していたが、この本を読むと、彼の文章の上手さにも感心する。
とてもスムーズに読めて、読み始めると止まらない。
この本では、知識社会におけるフレームワークの問題と、新しいフレームワークの提案を行っている。
彼の提案する「全脳思考」は、最新のマーケティング手法をうまく組み合わせ、行動に移しやすいフレームワークとなっている。
続きを読む 全脳思考

ヒックとドラゴン

ヒックとドラゴン スペシャル・エディション [DVD]ピクサーのアニメは良く出来ていると思ったが、ドリームワークスのアニメも侮れない。
DVDのパッケージがあまりに子供向けだったのでスルーしていた「ヒックとドラゴン」だが、huluでたまたま観たら面白かった。
設定の上手さにも感心するし、CGの美しさにも驚いた。
すぐに2作目も借りて観たが、こちらも面白かった。
続きを読む ヒックとドラゴン