もっともわかりやすい経理部の仕事

経理部の仕事―もっともわかりやすい (PHPビジネス選書)経理部の支援をすることになったので、経理部の業務のおさらいをするために、関係する本を何冊か流し読みしてみた。
その中で、この本が一番網羅的で、初心者向け過ぎない内容だった。
最初に経理部の年間スケジュールと社内の他部署や社外との関係がまとめられていて、全体像がつかみやすい。
知らなかったことや、理解の薄かった分野の知識を深められたと思う。

本書は、以下の構成になっている。
・4月 会社の経理部
・5月 決算書の作成と税務申告
・6月 決算報告と株主総会
・7月 経理の日常業務
・8月 固定資産・月次決算
・9月 経営指標・中期経営計画
・10月 中間決算と利益管理・監査及び税務調査
・11月 資金調達と資金運用
・12月 債権管理と不良債権の処理・帳簿の整理保存
・1月 予算編成と投資の意思決定・内部統制と会計システム
・2月 原価計算、業績評価・経理部が対応すべき法律
・3月 期末関連業務と新たな経理業務

それぞれの章の頭に「X月」と入っているのは、余分だと思うが。

経理部の位置づけでは、社内各部署との関係とやりとりする情報が説明されている。
社外との関係では、得意先・仕入先、国・地方公共団体、金融市場・証券市場が含まれる。

税金や法律関係について、解説が多いのも勉強になる。
決算書作成の基礎になっているのは、証券取引法、商法及び法人税法である。
法人税の対象となるのは、会計上利益ではなく、法人税上の利益である益金である。
申告納税には、法人税、消費税、都道府県税、事業税、市町村税がある。
決算書類の中の附属明細書の内容は、商法施行規則で規定されている。
(有価証券明細書、有形固定資産明細書、社債明細書、借入金等明細書、資本金等明細書、引当金明細表)
などなど。

また、発生主義で作る損益計算書と貸借対照表では実績を仮装することが出来るので、キャッシュ・フロー計算書が重要になるようだ。

以下は、自分のためのメモ。

会計システムでは、データ入力と同時に以下の処理を行う。
1.仕訳伝票を起票
2.仕訳伝票より転記して仕訳帳を作成
3.仕訳帳より勘定科目別に転記して、総勘定元帳を作成
4.総勘定元帳より転記して得意先元帳や仕入先元帳などの補助簿を作成
5.総勘定元帳より転記して合計残高試算表を作成
6.合計残高試算表より貸借対照表や損益計算書を作成

次年度に向けての対応
財務会計
1.会計基準への対応
2.税制改正への対応
3.資金繰り計画の作成

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