脳の強化書

アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書変わった脳トレの本である。
MRIで1万人以上の脳を見た医学博士が書いているので、トンデモ本ではないと思う。
脳を機能別・場所別に分類し、それぞれの鍛え方を説明している。
効果を確認する方法がないので本当かどうか分からないが、楽しそうなトレーニングが多いので試してみたくなる。

本書では、脳の機能を場所別に以下のように分類している。
・思考系脳番地
・感情系脳番地
・伝達系脳番地
・理解系脳番地
・運動系脳番地
・聴覚系脳番地
・視覚系脳番地
・記憶系脳番地

それぞれの脳番地の成長は「枝ぶり」で判断できると言う。
白質が発達すると、同時に皮質の表面積が広がっていく。
この成長の過程は樹木が枝を伸ばす様子に似ていることから「枝ぶり」と呼んでいる。
また、脳を鍛えるには、「させられ思考」ではなく「したい思考」が効果がある。

試してみたいトレーニングは次の通り。

[思考系脳番地トレーニング]
・身近な人の長所を3つ挙げる。
(無理に探し出そうという試みが思考力を鍛える)

[伝達系脳番地トレーニング]
・相手の口癖を探しながら話を聞く
(目的を決めると脳は必死にキーワードを探そうとする)

・カフェでお店の人に話しかけてみる
(「ぶっつけ本番」のコミュニケーションは伝達系脳番地をフル回転させる)

[理解系脳番地トレーニング]
・10年前に読んだ本をもう一度読む
(脳自体が成長しているため、2度目に読む時には以前と違う脳番地を使う)

[運動系脳番地トレーニング]
・利き手と反対の手で歯みがきをする
(普段使わない筋肉を使い、脳に新鮮な刺激を与える)

・頭が働かなくなったらひたすら歩く
(使っている脳番地を移動させる「脳番地シフト」で脳を活性化する)

[聴覚系脳番地トレーニング]
・遠くのテーブルの会話に耳をすませる
(能動的に「聴きたい」と思い、推測することで「人の話を理解する」番地を鍛える)

[視覚系脳番地トレーニング]
・電車の中から外の看板を見ながら数字の「5」を探す
(特定の文字を探そうとすることで、空間を把握する番地が刺激される)

・街ですれ違う人の背景を推測してみる
(積極的に相手の特徴をつかもうという努力が視覚系脳番地を鍛える)

[記憶系脳番地トレーニング]
・ガイドブックを持たずに旅行に行く
(事前に情報を覚えてから出発する)

[amazonjs asin=”4860633520″ locale=”JP” title=”アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です