Animorphs #5: The Predator

Animorphs #5: The Predator宇宙人と戦う変身能力を持つ少年少女の活躍を描くシリーズの5冊目。
今回の語り部はチーム内随一の皮肉屋Marcoである。
人類のために突っ走るメンバーに対し、いつも一歩引いて現実的な意見を述べるのが彼の役回りでもある。
そのMarcoに関わる驚くべき事実が明らかになる。
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ロボティクス最前線

ロボティクス 最前線この分野は趣味で情報収集しているので、トピックとしては知っているものがほとんどだった。
しかし、これだけ多くの分野を俯瞰して見ると、ロボット産業の幅の広さが良くわかる。
部品の生産も含めると、自動車産業以上の産業に育つ可能性がある。
日経産業新聞による本だけに、企業名が多く登場し、未来ではなく現在の状況であることが実感出来る。
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ロックイン

ロックイン-統合捜査- (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)世界中に突如広がった病気の影響で、自分の身体を動かすことが出来ず、外界から孤立する「ロックイン」状態に陥る人々が続出した。
この病気はヘイデン症候群と命名され、彼らはヘイデンと呼ばれるようになった。
ヘイデンは、専用のネット空間である「アゴラ」でバーチャルな生活を送るか、遠隔操作ロボット「スリープ」を操り現実世界で生活することになった。
ごく少数の人間は、病気から回復した後に脳の構造が変化し、他のヘイデンの意識を受け入れられる体質に変化した。
彼らは「統合者」と呼ばれ、ヘイデンが現実の世界を体験するための貴重な存在となった。
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人体600万年史

人体600万年史(上):科学が明かす進化・健康・疾病人間は健康になるためではなく、子供をたくさん作れるように進化した。
現代では多くの人が食べるには困らない状況にある。
進化によって作られた身体と環境にミスマッチが起こり、それを原因とする病気が発生するようになった。
身体的特徴から人類の進化と環境のミスマッチを考察し、解決策を検討しようというのが本書である。
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アーロと少年

アーロと少年 (ディズニーアニメ小説版)ピクサーの新作は、少年と恐竜の友情を描いた物語だった。
普通と違うのは、知能の高いのが恐竜で、人間の男の子がペット的な位置づけであることだ。
設定は斬新で、3Dアニメは驚くほど美しい。
ただ、話としてはストレート過ぎて、少し物足りない。
「モンスターズ・インク」のような毒の強さが無かったのが残念である。
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習慣の力

習慣の力 The Power of Habit人間の全ての行動の4割は習慣である。
習慣は、その仕組を知れば変えることが出来る。
そして、習慣を変えれば人生も変わる。
個人の生活だけでなく、企業や社会運動さえも習慣に支配されている。
いささか風呂敷を広げすぎて、焦点がボケている気もする。
しかし、基本的な考え方はシンプルで分かり易い。
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オービタル・クラウド

オービタル・クラウド伊藤計劃を知ってから、日本の新人SF作家も見逃せなくなった。
新しい作家の作品を読むと、趣味が合わないこともよくあるが、この作品はアタリだった。
近未来の宇宙開発と世界的な謀略戦が、独創的なアイディアとリアリティで見事に描かれている。
「火星の人」も良かったが、近頃は、近未来宇宙開発SFがアツいのかもしれない。
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Animorphs #4: The Message

Animorphs #4: The Message動物に変身する少年少女が地球侵略を狙う宇宙人と戦うシリーズの4作目。
一人称で語られるこのシリーズでは、毎回語り部が違うのも楽しいところである。
今回は、動物好きの少女Cassieの主観で語られる。
海底からのSOSに応えて救出に向かう彼らを、敵宇宙人が襲いかかる。
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