遠い未来を描いたSFと過去を舞台にしたファンタジーが混在する短編集。
中国系アメリカ人の作者なので、中国人やその歴史を背景とした話が多い。
表題作は、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞をトリプル受賞したSFというより悲しいファンタジー。
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月別アーカイブ: 2016年4月
アイアムアヒーロー映画版
原作はなかなか面白いのだが、マンガ原作の映画は失敗することが多い。
キャスティングの発表を見ると、主演の大泉洋を始めメジャーどころで固めており、不安になるばかりだった。
しかし、実際に映画館で観てみると、なかなか頑張っていると思えるゾンビ映画に仕上がっていた。
傑作とは言わないまでも、世界標準のゾンビ映画になっている。
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伝え方が9割り2
良く出来た本だ。
ポイントのまとめ方や見せ方が巧い。
流石は「伝え方」のコンサルタントだと思わせる。
テクニックを解説した後に、エピソードを紹介するので無理なく覚えることができる、と思う。
エピソードもシンプルで、広いターゲットに受け入れられるものを選んでいる。
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レッドスーツ
「ロックイン」からハマっているユーモアSF作家ジョン・スコルジーの作品。
スター・トレックのパロディ、直球勝負である。
レッドスーツとはスター・トレックの警備員の制服の色が赤いことから来ている。
ドラマの中で警備員はよく死ぬらしい。
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2016かすみがうらマラソン
年末に膝を故障したので練習量が足りず、出場を躊躇していたのだが、足切りでバスに乗るのもいい経験だと考え、参加することにした。
結果的には去年よりも30分タイムが遅くなったが、心配していた膝の痛みも出ず、参加してみて良かったと思う。
練習不足と台風のような雨風の影響もあったので、タイムが遅くなったのは仕方ない。
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マンモスのつくりかた
古代の生物を蘇らせる方法について、科学的な可能性だけではなく、その目的や影響について語られている。
著者は絶滅した生物の復活を目指す生物学者なので、生物科学の最前線の雰囲気を味わえる。
また、急速に進む科学の社会的、倫理的問題を考えさせられる。
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ANIMORPHSシリーズ
欧米で人気のYA「ANIMORPHS」シリーズ。
動物に変身する能力を持った少年少女が、密かに地球征服を企むインベーダーと戦う!という、かなり懐かしい設定のSFである。
シンプルな設定だが、なかなか読ませる。
難しい単語が少ないのも嬉しい。
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コンセプトの作り方
電通の発想法を解説した本である。
身体的発想法だけあって、本を読んだだけではピンとこなかった。
多分やってみるしかないのだろう。
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ラスト・タウン-神の怒り-
「パインズ」シリーズの最終巻。
1巻は、町の秘密を巡るサスペンスだった。
2巻は、殺人事件の犯人を探すサスペンスだった。
3巻は、ほぼ全編アクションである。今度は戦争だ!
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ウェイワード-背反者たち-
「パインズ-美しい地獄-」のまさかの続編である。
町の秘密を知ったイーサンは、町の保安官に就任する。
彼は町の治安を維持する必要性は理解しているのだが、自由を求める人々の気持ちも分かるため2つの勢力の間で板挟みになる。
前巻のテーマは「秘密」だったが、この巻のテーマは「独裁と反抗」である。
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