伝え方が9割り2

伝え方が9割 2良く出来た本だ。
ポイントのまとめ方や見せ方が巧い。
流石は「伝え方」のコンサルタントだと思わせる。
テクニックを解説した後に、エピソードを紹介するので無理なく覚えることができる、と思う。
エピソードもシンプルで、広いターゲットに受け入れられるものを選んでいる。

ポイントは名刺入れに入るサイズにまとめられていて、いつでも持ち歩ける親切設計である。

テクニックは2つの系統である。

ひとつ目は、相手の答えを「『イエス』に変える7つの切り口」

  1. 相手の好きなこと
  2. 嫌いなことの回避
  3. 選択の自由
  4. 認められたい欲
  5. あなた限定
  6. チームワーク化
  7. 感謝

「相手の好きなこと」ならば、「このシャツは現品限りです」と言うより、「こちら人気で、最後の一着なんです」と言った方が受け入れられやすい。

二つ目は、「『強いコトバ』をつくる8つの技術」

  1. サプライズ法
  2. ギャップ法
  3. 赤裸裸法
  4. リピート法
  5. クライマックス法
  6. ナンバー法
  7. 合体法
  8. 頂上法

「サプライズ法」では、言いたいことの最後にサプライズワードを入れる。
「海賊王におれはなる!!!!」の「!!!!」がサプライズワードである。
「ギャップ法」では、言いたいことの正反対の言葉を手前に入れる。
例としては、「最高でも金、最低でも金」。
ホントに簡単だ。
「リピート法」の例として、エヴァンゲリオンのセリフが引用されていたのには笑ってしまった。
「逃げちゃなだめだ、逃げちゃなだめだ、逃げちゃなだめだ」

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