アイデア・ハンター

アイデア・ハンター―ひらめきや才能に頼らない発想力の鍛え方アイディアは考えるものではなく、探して来るものだ、という発想が面白い。
だから「アイディア・ハンター」なのだ。
本書では、「アイディア・ハンター」になるためのルールが、著名な発明家やビジネスマンの例を交えながら語られる。
アイディア発想法も良いが、行き詰った時には、狩りに出るのも良いかもしれない。

アイディアハントを始めるにあたり、まず自分の「技」を知るのが重要だとしている。
ここで言う「技」とは「天職」のことである。
「技」を知ることで自分の方向性を認識出来るので、アイディアを収集する時のフィルターになる。
自分の「天職」を知るには、次のような質問をすると良いようだ。
1.それをするときにわくわくするか
2.それが得意といえるか
3.自分にそれをやっとほしいと思う人がいるのか

アイディア・ハンターになるために4つのルールを提唱している。
ルール1:とことん興味を持つ
ルール2:間口を広げる
ルール3:トレーニングを欠かさない
ルール4:しなやかさを保つ

「とことん興味を持つ」とは、好奇心を持つことである。
好奇心は、目で見たものに付加価値を与える。
そして、興味と好奇心は学習に繋がる。

「間口を広げる」とは、多様な情報源を確保するということだ。
多様性は人と違った「引き出し」を与えてくれる。
境界線を作らず、弱い絆の相手と話をする。
異なる分野のアイディアを利用する。

「トレーニングを欠かさない」とは、アイディアをつねに探す習慣を身につけることだ。
常に観察するしくみを作り、メモをとる習慣を身につける。

「しなやかさを保つ」とは、多様な情報源に接し、試みてみることだ。
アイディアを遊ばせ、練り上げる。
時にはアイディアを潰し、絞り込むことも必要になる。

ノウハウとして目新しいものはないが、アイディアは苦労してひねり出すものではなく、既にあるものを探し出せば良いと考えると、気楽に考えることが出来る。

これはアイディアハンターにとって、とても大切な姿勢だ。つねに完全オリジナルなアイディアを生み出そうとする(有益なアイディアというのは完全に自分の頭のなかだけにあると考える)のは、勝ち目のないゲームをするようなものだ。すでに使われている、もしくはかつて使われていたアイディアのなかから、価値がありそうなものを見つけるほうがずっと優れたやり方だ。そのうえで、そうしたアイディアを自分の置かれた環境にあてはめてみるのである。

新しいアイディアが湧いたときに手にとれるように、つねに近くに置いておく必要がある。ポートフォリオの一部として、アイディアのコレクションには定期的に目を通さねばならない。折りに触れ、数時間とってアイディア・コレクション全体を見直そう。読み、触り、考えるのだ。あるアイディアの新しい用途を思いついたり、これまで見過ごしていた結びつきを発見するかもしれない。

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