ジョイランド

ジョイランド (文春文庫)ホラーの帝王スティーヴン・キングによる青春小説である。
キングは「スタンド・バイ・ミー」なども有名で、実は泣かせる小説も書ける作家なのだ。
というか、怖い話よりも泣かせる話のほうが多いくらいだ。

恋人に振られた大学生の主人公は、ひと夏を遊園地で働くことにする。
そこで仕事を覚え、仲間も出来て、楽しい日々を送る。

遊園地のお化け屋敷では過去に殺人事件があり、殺された女の幽霊が出るという噂だった。
主人公と仲間たちは、幽霊を見に行くことにするが・・・

幽霊こそ出てくるが、全くホラーではない。
饒舌なキングの文章が、青春時代の甘酸っぱさを、これでもかと突きつけてくる。
ちょっといい話、という感じで、あまりのめり込めなかった。
「ファイアスターター」や「デッドゾーン」が懐かしい。

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