知能に障害があるが常人を超える特殊能力を持つサヴァンを集めて、ひとつの人格を作る実験が行われる。
しかし、その中に超能力を持つサイコパスが紛れ込んでいた。
さらに、実験で使う屋敷には、怨霊が巣食っていた。
なんとワクワクする設定だろう!
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月別アーカイブ: 2016年8月
シンゴジラ
「巨神兵あらわる」が面白くないので、庵野秀明の実写には期待していなかった。
しかし、期待は裏切られた。
このような切り口で来るとは思わなかった。
対怪獣作戦のシミュレーションであり、政治ドラマだった。
ゴジラが気持ち悪いく、圧倒的に強いところも良い。
大人になってから、初めて楽しめたゴジラ映画だった。
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死霊のはらわたリターンズ
「死霊のはらわた」のアッシュが帰って来た!
80年代にスプラッタ映画という分野を作ったのがサム・ライミの「死霊のはらわた」である。
サム・ライミは「スパイダーマン」で一躍メジャーな監督になってしまい、バカなホラー映画を撮らなくなったのが寂しかった。
日本ではhulu限定のこのドラマでは、サム・ライミは監督こそしていないものの、当時のサム・ライミ節が炸裂している。
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The Famous Five
アメリカで有名なジュブナイルらしい。
親戚のうちに遊びに来た3人の兄弟が、従妹と一緒に無人島や難破船でひと夏の冒険をする。
4人と一匹の犬でFamous Fiveなのだろう。
子供に対する大人の無理解にイライラするものの、楽しいお話である。
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さよならシリアルキラー
シリアルキラーを父に持ち、殺人の英才教育を受けた少年の物語である。
父が捕まった後、普通に生きようとするが、自分もシリアルキラーになるのではないかと怯え続ける。
自分が父と違うことを証明するために、シリアルキラーの捜査に協力する。
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アクアマリンの神殿
「チーム・バチスタの栄光」などの医療ミステリーで有名な海堂尊の青春小説である。
「チーム・バチスタ」シリーズの第二世代の1作であり、コールドスリープを背景とするSF小説でもある。
しかし、ある意味、コテコテの青春小説である。
多彩な作家だ。
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山女日記
「告白」などで有名なイヤミスの女王の作品だが、人は死なない。
山ガールというほど若くない女性たちを主人公にした短編集である。
それぞれの短編の登場人物がオーバーラップした、立体的なつくりになっている。
湊かなえは、こういう構成がうまい。
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死神の浮力
このシリーズに登場する死神は、人間の寿命を判定するのが仕事である。
対象の人間の行動を観察し、近々死ぬべきから判断を下す。
人間の常識を超越した死神の感覚で、人間社会をユーモラスに、批判的に描いた短編集が、前作「死神の精度」だった。
本作は、その長編版である。
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