限界費用ゼロの社会

限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭限界費用とは、モノを追加で作るコストである。
生産性が究極まで高くなり、無料の財やサービスが可能になると社会はどうなるか、をこの本では考察している。
市場資本主義から協働型コモンズへのパラダイム・シフトを予測した刺激的な本である。

再生エネルギー産業の成長とIoTによる効率化で、エネルギーはほぼ無料になる。
それは、インターネットにより情報を届ける費用がほぼゼロになったのと同じである。

3Dプリンタによる生産の分散化で、生産のために巨大な資本は不要となる。
生産を資本家が牛耳るという資本主義の前提が覆る。

カーシェアリングのようなシェア・エコノミーの発達は、所有からアクセスへ価値がシフトする。

このような状況により、国家や企業による集権的な管理ではなく、利用者による自主的な統治であるコモンズが台頭してくる。
コモンズは、資本主義以前にも存在したが、リソースが豊饒になったことで、リソースの取り合いはなくなる。

上記以外にも、様々な分野での実例を考察しており、完全に納得出来たわけではないが、とても刺激的な本であった。

この本は、Kindleの電子書籍で購入して、読んだ。
電子書籍は場所を取らないのは良いが、後で読み返すのがやりにくい。
これは紙の本にかなわない。

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