黒い波

黒い波 破滅へのプレリュード (ハヤカワ文庫NV)いまどき珍しい動物パニック小説である。
ネタは蜘蛛だ。
特にヒネリもなく、ある意味古典的な小説となっている。
安心して読める。

ナスカの蜘蛛の地上絵の下から卵が発見される。
研究所で数万年ぶりに孵化した卵からは、獰猛な蜘蛛の子が飛び出してくる。
同じ頃、大富豪の一行がアマゾンで蜘蛛に襲われ、富豪本人以外は全員死亡してしまう。
辛くも逃げ切った富豪も、自家用機の中で蜘蛛に襲われ、飛行機はアメリカ国内に墜落する。
この本では、多くの場所・人物により蜘蛛の発生と被害が語られる。

蜘蛛は物凄い勢いで人間を食べるが、それ以外に目新しい設定はない。
アリのような社会性を持ち、機能分化しているのが特徴とも言える。

どんどん被害が広がる中、有効な対策が見つからないまま残りページが少なくなる。
これはこれで、ドキドキする。
ラストは、なるほどと思わせるが、次回持越しとも言えるものだった。

こういう頭を使わない小説もたまには良い。

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