炎路を行く者

炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)「精霊の守り人」シリーズの短編集。
短編集といっても、240ページの中編と60ページの短編の2本だけである。
最初の中編は、タルシュ帝国の密偵ヒュウゴの若い頃の話。
ヒュウゴのことは、すっかり忘れていた。

ヒュウゴは、「蒼路の旅人」「天と地の守り人」で暗躍した密偵である。
ヒュウゴは子供の頃、大国タルシュに自国が占領され、仲間や家族が殺される。
タルシュの追手から逃れるために、武人を捨てて、町人の中で生きる。
成長するにつれ、街の半分を支配するヤクザものの頭分にのし上がる。
しかし、そんな生き方に疑問を抱き、別の道を選択する。

彼が置かれる状況は悲惨だが、若者らしい真摯さが心地良い、爽やかな物語になっている。

もうひとつのジグロと暮らしていた頃のバルサの物語。
15歳の少女の自立前の危うさが描かれている。

[amazonjs asin=”4101302847″ locale=”JP” title=”炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)”]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。