映画と本の意外な関係!

映画と本の意外な関係! (インターナショナル新書)映画評論家町山智浩さんの持ち味は、映画に関する膨大な背景情報だと思う。
この本は、そんな町山さんが、映画と本の関係にフォーカスしている。
映画の中に出てくる本棚の本は確かに気になる。
映画の中で本の一文が引用されることがあるが、意味が分からないことも多い。
そんな疑問に応えてくれる本だが、社会派の映画が中心のようで未見のばかりだった。
今度は、是非SF、ホラー、ファンタジー系に特化して解説して欲しいものだ。

まえがきに出てくる映画は、観たことのある映画が多かったが、本文では観たことのある映画が少なかったのが残念である。
また、本と言っても「詩」が多かったのがノレなかった原因かもしれない。
英米文学における「詩」の重要性は分かるのだが、(翻訳された)「詩」を読んでも、どうもピンとこない。

そうは言っても、映画には膨大な社会的・文化的背景があることを実感するには良い本だと思う。
リンカーンの、自伝では語られないであろう自殺志向などは面白かった。

大統領のジョーク好きに手を焼いたエドウィン・スタント陸軍長官は、
「あなたはどうして、いつもジョークばかり言っているんですか?」
と尋ねたことがある。リンカーンはこう答えたという。
「笑わないと死んでしまうからだよ」
それはジョークではなく、本当に笑わないと死ぬ病気だった。

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