ビジネス理論を物語やマンガで解説する本が流行っているが、そこまでする理由が分からなかった。
普通に読めば分かるものを、なぜわざわざ物語のキャラクターに語らせるのか。
しかし、この系統の本を何冊か読んで分かった。
物語として読んだほうが頭に入り易いし、記憶に残ることが多い。
特にマンガの場合、概念と絵がセットで記憶されるので、記憶が長持ちする気がする。
この本もそんな1冊である。
この本は、タスク管理の方法について、分かりやすく解説している。
個人用ワークフロー管理の定番であるGTD(Getting Things Done)の入門書でもある。
妻子を抱え、日々の生活と仕事に主人公が、タスク管理の方法を学んで、余裕のある生活を手に入れる、というストーリーである。
本書は、以下のような構成である。
・タスクを集める
・タスクを処理する
・タスクを整理する
・タスクを実行する
・タスクを記録する
・タスクを活かす
1話がとても短く、それぞれにまとめのページがあるので、ポイントの確認も簡単になっている。
また、ノウハウを実行するにあたりお勧めのアプリを紹介しているあたりが今風である。
この本で、気になった、活かしてみたいノウハウは以下の通り。
- やるべきことを、分類しないで、とりあえず書き出す。
- タスクは、細かく分ける(アクションが明確なレベル。15分で終わる作業等)。
- やる時が決まっているタスクは、カレンダーに書き込む(今やらなければならないか、心配しなくて済む)。
- タスクを分類する前に置いた仮の場所をカラッポにする(どうしたら良いか分からないものをゼロにする)。
- アプリを使う(Nozbe、Toodledo、TaskChute)。
- ルーチンタスクはツールで管理する(やるべき時間にアラームで教えてくれる)。
- 全てが見えるオープンリストとタスク実行時に必要なものだけ見えるクローズリストに分けて管理する。
- タスクを行う時間帯や状況(コンテキスト)を考える。
- 始める時期を明確にする。
- タスクにかかる所有時間を見積もる。
- 緊急ではないが重要なタスクは、あらかじめ時間を確保する(カレンダーに入れる)。
- タスクの所有時間を記録する。
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