楽しく、バカなアクション映画。
アクションの基本がXスポーツというところが、他のアクション映画とは違うところ。
森の中をスキーで疾走し、海上をバイクで走る。
凄すぎて、真似する気にもなれない。
前作も観たと思うのだが、覚えていない。
観ている最中は楽しいけど、すぐにすっぱり忘れてしまう。
そういうタイプの映画だった。
”X”とは、アドレナリンフリークのはぐれもの達。
主人公のケイジは、その中でも最高峰のトリプルXである。
彼らは、独自のスタイルで、国家の危機を秘密裏に解決する。
国家のためというよりも、サミエル・ジャクソン演じるボスのために戦っている、という感じである。
冒頭、サミエルが新しいメンバーのスカウトをしているシーンから始まる。
しかし、すべての秘密組織のボスは、サミエル・ジャクソンかと思ってしまうほど、この人は同じ役どころでいつも登場する。
サミエルと新人候補のバカなやり取りは終わると、突然衛星が落下して来て、彼らは爆死してしまう。
謎の組織が衛星をコントロールして、どこにでも落下させられるデバイスを強奪したのだ。
ケイジはデバイスの奪取を依頼され、国家のためというよりも、サミエルの敵討ちのために協力する。
しかし、敵の正体は、驚くべきものだった・・・
話は、まあ、あれだが、とにかくアクションが楽しい。
衛星放送の部品を盗んだケイジが、森の中をなぜかスキーで疾走し、敵を追って海上をバイクで走り、巨大な波の下をくぐる。
女性2人によるガンファイトもカッコいい。
最後はお約束のハッピーエンド。
楽しい映画だった。