キングコング髑髏島の巨神

キングコング 髑髏島の巨神大きなゴリラに興味はないが、密林モノは大好物である。
巨大な昆虫の化物が出てくると、なお良い。
そんなニーズを満たすこの映画は、無駄のない演出で、テンポ良く進む。
予想外にハイクオリティだった。
今後のシリーズ展開が楽しみである。

ベトナム戦争終了直後、米国の衛星が未知の島を発見する。
米国政府内にある未確認生物調査室(みたいな部署)は、自身の存在を賭けてその島の調査に赴く。
護衛には、終戦であぶれた歴戦の兵士を引き連れていく。
それにイギリス特殊部隊出身のガイドである主人公と、美人の反戦写真家がチームに参加する。

ヘリで島を包む雷雲を抜けると、美しい未開の島が姿を現す。
島の美しい自然を味わい間もなく、ヘリはキングコングに叩き落される。
この映画は出し惜しみせず、テンポよく話が進んで行くのだ。

実は、コングは島を守っていたのだが、隊員を殺された隊長は敵討ちに燃えている。
隊長を演じるのは、またもサミエル・L・ジャクソン。
「マザー・ファッカー」で有名な役者だが、この言葉を入れると、本国では子供が映画館で見られなくなってしまう。
しかし、この言葉を言わないと、ファンは黙っていない。
どうするのかと思ったら、この言葉を言い終わる寸前に、コングに潰された。

巨大な虫や、トカゲなど、リアルに暴れまわっているのが嬉しい。
それだけでも見る価値のある映画である。

エンドクレジットが流れても席を立ってはいけない。
クレジットの後に、重大なシーンがある。
キングはコングだけではなかったのだ!
次回作が楽しみだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です