少し古いホラーファンとしては、21世紀は不作な気がしていた。
トレンドとしては、拷問ポルノがあったくらいで、これは趣味ではない。
そんな21世紀のホラー映画にフォーカスするとは、さすが映画秘宝。
世界では、21世紀に入っても色々なホラー映画が作られていたようだ。
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月別アーカイブ: 2017年7月
この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた
現在の文明が滅んだ後に、もう一度文明を復活させるとしたら、どのような知識が必要か?
そのために書かれた本である。
普段の生活では気にしていないが、我々の日常が、いかに多くの知識と工夫で成り立っているかを知ると、その幅広さに感動する。
「鉄腕ダッシュ」を数倍にして、ギュッと圧縮したような本である。
知識があまりに広範囲なため、残念ながらすべてを記憶にとどめておくことは出来なかった。
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忍物語
「物語」シリーズの新章開始。
ある意味、いつも通りの展開。
安定的に面白いが、あまり驚きはない。
西尾維新のことだから、きっとビックリする仕掛けを埋め込んでいると期待したい。
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PDCAノート
この本の中でも言われているように、PDCAの概念については広く知られているが、実際に実践しているかというと怪しいところがある。
本書では、PDCAを手軽に実践するツールとして、PDCAノートを提案している。
とてもシンプルなノートなので、これなら自分でも出来るような気がしてくる。
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荒神
宮部みゆきによる怪獣モノ時代劇。
怪獣というには業が深いが、イメージ的には怪獣大暴れの小説である。
時代劇でありながら怪獣小説であるというアクロバットな小説を、見事に成立させてしまうのは、さすが宮部みゆきである。
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猿神のロスト・シティ
中米ホンジュラスの秘境に眠る遺跡を発見するノンフィクションである。
最新の科学技術を使い、遺跡の位置を特定するのが現代的である。
後半は、発掘よりも病気の療養の話が多くなっているのが変わっている。
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フロスト始末
だらしなく、お下劣だが憎めない中年刑事ジャック・フロストの活躍が楽しめるのもついに最後である。
とても寂しいが、作者が死んでしまったようなので仕方ない。
最後の本作も、安定のフロスト品質で、品のない彼のセリフと行き当たりばったりの捜査が楽しめる。
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ヨハネスブルグの天使たち
この頃気に入っている日本のSF作家宮内 悠介の短編集である。
舞台は近未来の世界の都市。
場所も登場人物もそれぞれ異なるが、共通するのはアンドロイドが落ちていくこと。
不思議な短編集だった。
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