21世紀ホラームービー年代記

別冊映画秘宝 21世紀ホラームービー年代記(クロニクル) (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)少し古いホラーファンとしては、21世紀は不作な気がしていた。
トレンドとしては、拷問ポルノがあったくらいで、これは趣味ではない。
そんな21世紀のホラー映画にフォーカスするとは、さすが映画秘宝。
世界では、21世紀に入っても色々なホラー映画が作られていたようだ。

構成としては次の通り。

・21世紀のハリウッド恐怖映画
・アジアン・ホラー
・ヨーロッパの恐怖映画
・日本のホラー

ハリウッドでは、敏腕プロデューサーや個性的な監督が生まれてきているようだが、旧作のリメイクが多いようだ。
新しいトレンドとしては、「ソウ」を代表とする拷問ポルノ以外には、自宅侵入系、フェイク・ドキュメント、動物パニックもの(サメが多い)があるようだが、どれも趣味ではない。
ゾンビ系は沢山作られているがエポックメイキングな作品はなく、テレビドラマの方が頑張っている。

アジアンもヨーロッパも日本も、小粒な気がして仕方ない。

結局、この本を読んで観たくなったのは、黒人問題をテーマにした異色ホラー「ゲット・アウト」と文化人類学的視点でアメリカの魔女を描いた「ウィッチ」くらいだった。

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