Amazon Web Services入門

Amazon Web Services入門 ― 企業システムへの導入障壁を徹底解消仕事でAmazon Web Servicesを使うことになったので、基本だけでも理解しておくためにこの本を購入した。
もっとも、自分でバーチャルマシンを立ち上げるのではなく、お客さんが利用するので、私は意見するだけなのだが。
技術的な問題はさておき、この本を読むとAmazon Web Services(AWS)が、いかに今までのITサービスと違うかが理解できる。

本書では、AWSのサービスの概要、事例、セキュリティ、可用性、規制やガイドラインとの関係等が解説されている。

AWSのサービスがどういうものかは知っていたが、その中で語られるAWSの会社としての方針に、まず驚く。
一般にITサービスは高機能化することにより、金額を上げて、利益率の高い商売をしようとする。
AWSは、そう考えていない。
高マージンを狙わず、ユーザー数の拡大を狙う。
機能がアップしても価格を上げることはせず、新規顧客獲得の手段と考えている。
あるいみ薄利多売の商売は、親会社であるAmzonの小売ビジネスそのものである。

更に驚くのは契約に関する考え方だ。
AWS社は、約款をいつでも変えられることになっている。
世界中に数万のユーザを持つAWS社が、個別にユーザと交渉しながら約款を変えるのは現実的ではないのは分かるが、これは今までの常識とまったく異なる。
また、30日後にはサービスを撤退することもありえる、としている。
これも約款と同様の理由だろうが、これらを前提として、日本企業のシステム部がAWSを利用するのは、かなりの度胸がいる。
AWSに心酔している著者が、いままでの実績からそれほど心配する必要はない、と主張しているが、それでは安心できない。

ITサービスとしてはしっかりしているし、条件が合えばコストパフォーマンスはとても良いと思う。
ただし、契約条件を受け入れることが出来ればだが。

Kindle版を購入したのだが、本をスキャンしただけのようで、ブックマークさえつけられない。
Kindle本は、セールで安く買えるのはいいが、せめてブックマークくらい使えるようにして欲しい。

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