海外ドラマはたった350の単語でできている

海外ドラマはたった350の単語でできている海外ドラマが英会話学習に良いという話は良く聞く。
この本は、英会話学習の素材を海外ドラマだけに絞って、学習方法を解説している。
当面は海外に移住する予定もないし、海外ドラマファンの私には、ぴったりの本だ。
この本によると、海外ドラマを字幕なしで楽しむには、それほど多くの単語を憶える必要はないらしい。
ただ、推奨されているドラマが「SEX and the CITY」などの日常系のドラマで、SFや犯罪もののドラマが好きな私には、少し残念である。

この本では、スピーキングとリスニングに分けて学習方法を解説している。

リスニングの向上には時間がかかるので、まず短期間で効果の出やすいスピーキングの学習を推奨している。
スピーキング・レベル1の学習方法は、「1秒英作文」である。
簡単な日本語を1秒で英語に訳すことで、瞬発力を養う。
本書に付録として、問題集が付属しているが、確かに簡単な日本語だが、1秒で英語に訳すのは難しい。
これを数多くこなすことで、瞬発力があがり、英語の順序が身につき、「英語脳」が出来る。
1〜2ヶ月で成果があがるということなので、試してみたい。

スピーキング・レベル2は、質問に対してやさしい単語を使って瞬時に答えることである。
自分のこととして英語を使うので、英語の理解が進み、使う単語や表現の整理が出来る。

スピーキング・レベル3は、自分フィルターの英作文である。
自分の気持ちや考えを入れた英作文をする。
自分フィルターは、気持ちを示す、認識を示す、意見を示すの3種類しかなく、これらを自由に使いこなうことで、自由な英語表現ができるようになる。

スピーキング・レベル4は、決まった言い方を覚えることである。
日常的に使われる定形フレーズである。

リスニングのトレーニングも4つのレベルに別れる。
レベル1は、一時停止しながら英語字幕を読解することである。
英語の音声を聞き取る以前に、話している内容を理解できなければならないからだ。

レベル2では、ナチュラルスピードで英語字幕を速読する。
英語字幕をひたすら多読することで、スピードに慣れる。
分からない単語があっても気にせず、本当に気になった部分だけを調べる。
ゆるく、楽しく続けていくのが学習のコツである。

レベル3では、英語字幕を見ながらセリフの音が聞き取れることを目標とする。
そのためには、1つひとつのアルファベットの正しい発音を練習するのが効果的である。
また、聞こえる音だけに集中し、聞こえたまま発音する字幕シャドウイングを有効だ。

レベル4では、いよいよ字幕なしでDVDを楽しむ。
この時、DVDのセリフをワンシーンずつ丁寧に書き取るディクテーションを行うと、正確な聞き取りに繋がる。

なかなか面白そうなので、まずは、本書で薦められているジブリ映画の北米版を購入してみた。

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