「イノベーションのジレンマ」で有名の著者の新作である。
前作では、イノベーションによって巨大企業が新興企業によって力を失う理由を分析していた。
本作では、イノベーションによって事業を起こし、維持する方法を「ジョブ」という視点で解説している。
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月別アーカイブ: 2018年2月
お金2.0
題名から受けるイメージと異なり、財テクの本ではない。
新しい経済のあり方とそこでの生き方について書かれた、どちらかというと経済学方面の本である。
個人が経済圏を作れるようになる時代が目前に迫っている。
著者は、これを経済の民主化と呼んでいる。
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ブッシュクラフト入門
「ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル」でブッシュクラフトに興味を持ったので、他の入門書を読んでみることにした。
こちらの「ブッシュクラフト入門」は、本当にお手軽な入門書という感じで、ナイフや焚き火などの男のロマン的な遊び方は少なめである。
本書でも言っているように「身近で楽しむアウトドア活動」といった内容である。
その分、近所での遊び方や焚き火が出来るところが少ない日本の現状を考慮している。
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ライフシフト
「100年時代の人生戦略」と銘打った本書だが、人生100年と言われても、いまひとつ実感がない。
ところが、本書のなかで、今の子供たちが100歳まで生きる確率は、統計的に50%だといく記述を読むと、俄然現実味が増してきた。
長寿化は厄災か?恩恵か?
年金のことを考えるとネガティブなイメージしかないが、本書では恩恵であるというスタンスで書かれている。
しかし、過去のロールモデルはお手本にならない。
新しい生き方を模索する時代になってきた。
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ブッシュクラフト-大人の野遊びマニュアル
「ブッシュクラフト」は、山で拾った木などを使ってする工作かと思っていたのだが、どうもそれだけではないらしい。
著者によると、「ブッシュクラフト」とは、森で生き抜く技術全般のことのようだ。
特に、ナイフを使った焚き火や料理、寝床の作成が流行らしい。
本格的に始めるのは大変そうだが、まずは山まで車で行って、駐車場の近くで練習するお手軽な方法もあるようだ。
これならば、やってみたい。
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ダークタワー映画版
スティーヴン・キングの有名なファンタジーの映像化である。
原作は、6巻くらいはあったと思う。
私も、2回はチャレンジしたのだが、3巻くらいまでしか読み切れなかった。
何とも世界観とそのイメージを掴みづらい小説なのだ。
あの大作をどうやって1本の映画にするのかと思ったら、全く違う話になっていた。
これはこれで、シンプルで分かり易い。
だが、あまりインパクトがなく、無難な映画に仕上がってしまった気がする。
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アルテミス
昨年、デビュー作である「火星の人」が大ヒットし、「オデッセイ」のタイトルで映画化もされたアンディー・ウィアーによる、期待の2作目である。
前作は、火星版鉄腕ダッシュとも言われる創意工夫によるサバイバルだったが、今回の舞台は月面である。
月面の観光都市(サイズ的には村に近い)で働くポーターのジャズは、時に密輸にも手を出す元気な女の子である。
彼女は、企業家の友人からある破壊工作を依頼されるが・・・
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