ダークネット・ダイヴ

ダークネット・ダイヴ (創元SF文庫)ディストピアにおける少年少女の冒険物語。
いわゆるYA(ヤング・アダルト)分野の小説である。
ヴァーチャル・リアリティとビルの間を飛びまわる「パールク」が特徴のSFだ。
レディ・プレイヤー・ワンとダブるところもあるが、こちらの方が肉体派。

エネルギー危機に陥った未来。
エネルギーを牛耳る政府と圧政に苦しむ市民。
自力でエネルギーを作り、生活しようとするアウトサイダーの3者がせめぎ合う世界。
政府の方針に逆らうアウトサイダーは、政府に狙われている。
アウトサイダーのようにビルの間を飛びまわる市民の少年と、アウトサイダーの少女が主人公である。
アウトサイダーの暗号化通信のキーを巡っての争いに2人は巻き込まれていく。

設定的にも、キャラ的にも斬新なところはなく、印象が薄い小説だった。
悪い作品ではないと思うのだが。

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