平井和正の名作「ゾンビハンター」が合本版として出版されたので、久々に読んでみた。
驚愕のオチは既に知っているのだが、それでもやはり面白い。
アクション小説として楽しめるのは当然として、今読むと主人公の苦悩がよく描かれていると思った。
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月別アーカイブ: 2018年6月
巨神覚醒
前作「巨人計画」は、日本のアニメのような設定をリアルな描写とスピーディーな展開で語った名作だった。
今回は、ついに敵ロボットが現れ、ロボット同士の戦いになる。
本作も期待を裏切らない。
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宵物語
今回は、箸休め的な軽いミステリーだった。
次回へのつなぎなのかもしれない。
大学生になった阿良々木暦は、ロリトリオ(八九寺真宵、忍野忍、斧乃木余接)と誘拐された小学生の謎を追う。
当然、普通の犯罪小説ではない。
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私はすでに死んでいる
様々な精神疾患の事例をもとに、「自己」とは何かを探求している。
哲学の問いに、神経科学の最新の知見による回答を模索している本である。
「自己」というものの危うさを感じさせる。
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ゾンビ最強完全ガイド
タイトルだけ見ると、ゾンビと闘うためのガイドブックのように思える。
実は「ゾンビ」の文化的歴史を扱った本である。
それも学術書のような細かさだ。
ロメロ以降のゾンビ映画が中心でなかったのが、個人的には残念である。
しかし、大学の授業でも使いそうなこの研究書は、どこに需要があるのだろうか。
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ファンタジーとSF・スチームパンクの世界
20世紀末のサイバーパンク後のSFムーブメントが「スチームパンク」だ。
SF小説としての作品は減ったが、ビジュアルの世界では健在である。
映像やファッションで不思議な存在感を持っている。
本書は、スチームパンクに影響を与えた19世紀末の文化の歴史を解説している。
図版は多く、見ているだけで楽しい。
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起業の科学
「スタートアップ」にフォーカスした研究書である。
「起業」ではなく「スタートアップ」というところがポイントだ。
スタートアップ時に注意すべきことをフレームワークで解説している。
オリジナリティのある方法論が図解で説明されており、分かりやすい。
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仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判
amazonビデオのオリジナルドラマである「仮面ライダー・アマゾンズ」。
本家とは違うアダルトでダークな路線の仮面ライダーである。
「仮面ライダー・クウガ」のスタッフなので、現在のテレビシリーズよりも、こちらの方が私の好みだ。
シーズン2では、やり過ぎた感じだったが、映画版はうまくまとまっていたと思う。
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