「幸せをお金で買う」5つの授業

「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)「いかにお金を稼ぐか」という本は多いが、この本は「いかにお金を使うか」についての本である。
また、「いかに経済的にお金を使うか」ではなく「いかに幸せになるためにお金を使うか」がテーマである。
考え方はポジティブ心理学に近い。
ボランティアや寄付について、当然のように書かれているのもアメリカらしい。
他人のためにお金を使うのは、人を幸福にするようだ。

本書によると、お金を使って幸せになるには、次の5つの方法があるようだ。

・経験を買う
・ご褒美にする
・時間を買う
・先に支払って、あとで消費する
・他人に投資する

物質的な買い物では満足感が時間とともに薄れるのに対し、経験などの買い物は、時間とともに満足感が向上する。
好きなものをいつでも得られると、慣れてしまい、喜びが無くなってしまう。
ご褒美として、たまに得られるくらいの方が新鮮味を維持できる。
時間がある人間は、人生に対する満足感が高い。
買い物をする時は、いかに自分の時間を増やせるかを考えると良い。
先に支払えば、得たものが対価に値するか悩まなくて済む。
脳科学的に言っても、他人への善行は、自分を幸せにする。

まずは、自分の全支出の中で、寄付などへの支出の割合を見直すのが良いようだ。
現在は寄付等の支出は限りなくゼロに近いので、この割合を向上させるのは簡単そうだ。
その結果、自分の心情にどのような変化があるか、試してみるのも良いかもしれない。

どんなタイプの経験でも、払ったお金に対して最も大きな喜びを得られるのはおそらく次のような4つの基準を満たすものでしょう。
・他の人々と交わることによって、社会的なつながりが生まれるような経験。
・この先何年にもわたって楽しい気持ちで繰り返し語ることができる思い出話につながる経験。
・あなたが感じている自分という人間、あるいはあなたがなりたいと思っている自分像に密接に結びつく経験。
・他の選択肢と簡単に比較することができないめったにないチャンスを与えてくれる経験。

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