今年の登山部合宿は、燕岳(つばくろだけ)だった。
読み方さえ分からない山だが、そこそこメジャーらしく沢山の人が来ていた。
大雨にこそならなかったが、天気には恵まれず、展望はあまり良くなかった。
結果的に、イメージの薄い登山だった。
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月別アーカイブ: 2018年8月
色は語る
「女の子はピンクが好き」など、よく言われることだ。
しかし、本書の著者はそれは違うという。
色の持つ意味は、人間の本能の刻まれているというよりも、文化の影響が大きい。
色についての豊富な文化的背景が語られる本書を読むと、色と人間の関係の奥深さと、我々が思っている色に対するイメージが、近年形成されたものに過ぎないことを知ることができる。
色にこれほど歴史があるとは!
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宇宙ビジネスの衝撃
ここ数年、多くの企業が宇宙ビジネスに投資している。
テスラのイーライ・ロスを始め、amazon、googleも宇宙ビジネスに手を伸ばしているようだ。
このような世界的な巨大企業が勝算なしで、この分野に進出するとは思えない。
では、何を目指しているのか?
それを解説しているのが本書である。
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難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
これもamazon Prime Readingでタダで読めたので、読んでみた1冊。
英語を話せるようになるには、あまり文法にこだわらず、とにかく沢山しゃべりなさい!という本である。
本当に必要な会話上のいくつかのルールさえ覚えれば、あとはなんとかなる。
会話をもたせるために、よく聞かれる質問に対する答えを「十八番(オハコ)」として用意すると良い、といった実用的なアドバイスもある。
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お金の増やし方を教えてください!
amazon Prime Readingでタダで読めたので、読んでみた1冊。
知っていること、実行していることが多かったが、分かりやすくまとまっている。
シンプルな指針も嬉しい。
この本を読んで、やっぱり生命保険はいらないな、と改めて思った。
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超常現象 科学者たちの挑戦
NHK取材班が超常現象に挑む。
結果として、決定的な現象には出会えなかったが、完全に否定もできない。
そのような曖昧さもよくある結論だが、それでも探求を続ける研究者たちの姿勢は評価できる。
まさか、テレパシーの解明に素粒子物理学が出てくるとは思わなかった。
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THE SISTER GRIMM
グリム童話で有名なグリム兄弟の末裔である女の子2人が、妖精や巨人を相手に奮闘する物語である。
Amzon Prime Readingで無料だったので、読んでみた。
シリーズものの1作目らしく、本作では姉妹の出自が明かされる部分が中心だった。
きっと、今後は活躍するのだろうが、続きを読みたいと思うほどでもなかった。
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スカラムーシュ・ムーン
久しぶりの海堂 尊。
途中読んでいない作品があるのも原因だが、ちょっと目を離したすきに、「チーム・バチスタ」から始まった桜宮サーガは、とんでもないことになっていた。
メインの舞台が大阪なので、もはや「桜宮サーガ」とも言えない。
普通とは違う意味で、SFだった。
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ストーカー
タルコフスキーの映画で有名な「ストーカー」の原作である。
今となっては古典だが、読んだことがなかった。
映画はいい雰囲気だが、タルコフスキーの映画なので当然眠い。
映画はどれだけ原作に忠実かと思ったが、かなり違っていた。
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物欲なき世界
「欲しいモノがなくなった」というのが、先進国の人々の共通の認識ではないだろうか。
それはそれで、満たされた社会と見ることも出来るが、消費を前提とした資本主義には大きな問題である。
20世紀を動かしていた人々の「物欲」が失われた後、どのような世界が到来するかについて書かれた本である。
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