ナショナルジオグラフィック社が出しているだけあって、あまり煽情的な本ではなかった。
その分、あまり怖くない。
写真集としては美しい写真もあるのだが、もっとおどろおどろしい方が楽しめた。
この本では、世界の心霊スポットを以下のカテゴリーで紹介している。
・城と要塞
・墓地
・ホテルと公共施設
・家、屋敷、宮殿
・工場
・病院、刑務所
・宗教施設
・町、都市、島
「工場」というのが、なかなか新しい。
キングの「シャイニング」の舞台であるオーバールックホテルの元になったホテルも紹介されている。
有名なウィンチェスター・ミステリー・ハウスの扱いが小さかった。
なかでも一番怖かったのは、「人形島」である。
観光客がやってきては自分の人形を木に吊り下げて帰るので、恐ろしいビジュアルになっている。
「バーンガル砦 インド、ラジャスターン
インドきっての幽霊スポット。砦の建設によって住居が日陰になってしまったサドゥー(ヒンドゥーの聖人)の呪いがかかっていると言われている。
姫の気を引くために作った惚れ薬の魔法が岩にかかり、押しつぶされて死んだ魔術師の呪いだという説もある」
一番最初に紹介される心霊スポットがこれである。
呪いの原因があまりにショボい。
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