「ITアーキテクチャのセオリー」に続く「セオリー」シリーズである。
このシリーズは現場担当者により書かれているので、若干考え方に偏りがある気もするが、現場の経験に裏打ちされた貴重な情報を得ることができる。
また、上流工程の本は少ないので、とても助かる。
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月別アーカイブ: 2018年11月
ITアーキテクチャのセオリー
EAの中心をデータHUBに据えた方法を解説している。
基本的な考え方は分かるが、たまに入ってくる造語が分かりにくくしている。
エンタープライズ・アーキテクチャ自体が懐かしい感じもするが、包括的方法論として、まだこれに代わるものはないのだろう。
現代的なアーキテクチャの貴重な参考書である。
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ニューヨークの魔法使い
田舎から出てきた女の子ケイティは、上司のパワハラに苦しみつつ、なんとかニューヨークで生活していた。
そんな彼女がスカウトされたのは、魔法を売る会社だった。
普通過ぎる彼女は、全く魔力を持っていないがために、魔法による目くらましも効果がない。
だから、魔法による誤魔化しを発見する担当になって欲しいとのことだった。
この「魔法製作所」は、大人向けのファンタジーシリーズであり、ハリー・ポッターよりも私はこちらが好きだ。
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不思議の国の少女たち
「不思議の国のアリス」のアリスのように、違う世界を垣間見た子どもたちは、その後どうなったのだろうか?
そのような子どもたちが通う学校がある。
死者の国から帰ってきたナンシーは、同じような境遇の子供だけの寄宿制学校に入学する。
やっと正気を疑われずに死者の国の話ができるようになったが、恐ろしい事件に巻き込まれてしまう。
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ボヘミアン・ラプソディ
あのクィーンの伝記的映画である。
クィーンの結成から、フレディー・マーキュリーが亡くなる少し前までが描かれている。
クィーンの曲は好きだが、バンドとしての歴史は知らなかったので、ちょうど良かった。
音響のしっかりした映画館で観たので、名曲を迫力のある音で楽しめたし、一緒に歌ってもバレなかった。
劇場で観るべき映画である。
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ビジネスモデル2.0図鑑
図解というものは、その分かりやすさに惹かれるものがある。
本書は、すべての事例について、図解がはじめにあって、その後に文章がある構成となっている。
図があると分かりやすいと思ったが、結局文章の説明を先に読んでしまう。
図だけでは、何をしているのかよく分からないからだ。
後で見直すの時には、図があると良いかもしれない。
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神は数学者か?
この本のテーマは、「世界は数学で出来ているのか」それとも「世界を記述するために人間が数学を発明したのか」である。
なぜなら、世界はあまりにも数学でうまく説明できるので、元々数学に基づいて出来ていると考えたくなるのだ。
この2つの考え方の対立の歴史が、古代ギリシャから中世、近代、現代と語れれている。
普通に生活している分には、どうでもいい問題だと思うが、哲学者や数学者、科学者にとっては大変な問題だったようだ。
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システムを「外注」するときに読む本
よくある物語仕立てだが、情報漏洩など事件がなかなかシビア。
ITコンサルタントに求められる要求が高く、プレッシャーになる。
ツンデレな美人コンサルタントの設定は余計な気がする。
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ソロモンの指輪
有名な動物行動学の古典である。
ひな鳥が生まれて初めて見たものを親と思う「インプリンティング」は、この本で有名になった。
研究所というより、ローレンツ先生の動物観察日記という感じで、楽しく読める。
何よりもローレンツ先生の動物好きが伝わってくる本である。
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怪獣記
体当たりルポライター高野秀行の今回のお題は「UMA」である。
UMAとは未確認動物のことであり、ネッシーなどがこれにあたる。
トルコの辺鄙に村にUMAが現れたという噂を確認するために、現地調査に向かう。
そこで出会ったのは、UMAより怪しい人々だった。
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