ビジネスモデル2.0図鑑

ビジネスモデル2.0図鑑図解というものは、その分かりやすさに惹かれるものがある。
本書は、すべての事例について、図解がはじめにあって、その後に文章がある構成となっている。
図があると分かりやすいと思ったが、結局文章の説明を先に読んでしまう。
図だけでは、何をしているのかよく分からないからだ。
後で見直すの時には、図があると良いかもしれない。

本書では、現代の新しいビジネスモデルを100個紹介している。
選定のポイントは、「今の業界の定説を覆す」ような「逆説の構造」である。
100のビジネスモデルをモノ、カネ、情報、ヒトで分類、紹介している。
「モノ」とは、新たな「コアバリュー」の提供するモデル。
「カネ」とは、新たな「お金の流れ」をつくるモデル。
「情報」は、新たな「テクノロジー」を使うモデル。
「ヒト」は、新たな「ステークホルダー」を巻き込モデル。

100の中には聞いたこともない企業もあれば、よく知られている企業やサービスもある。
例えば「俺のフレンチ」。
「俺のフレンチ」における「起点」は「一流フレンチ」である。
その「定説」は「座って食べる高価な料理」なので、「逆説」は「立って食べる手頃な料理」になる。
この「逆説」でビジネスを立ち上げたのが「俺のフレンチ」である。
「逆説」を使ったそれぞれのビジネスについて、関係者、サービス・お金の流れを図で解説している。

社会貢献、再利用、シェア、新しいお金の流れ、センサーなど現代的キーワードを有効に使ったビジネスモデルが多い。
本書では、「モノ」「カネ」「情報」「ヒト」の事例を実現方法の特徴で3つに分類している。
この考え方を適用すれば、異なる業界・サービスで新しいビジネスモデルを作れるのではないか、と思えてくる。

仮にこの仕組みを思いついたとしても、リスクが大きくて実現するのは難しい。
「人を信じ、従来の仕組みを変える」という企業としての強い想いがあったからこそ、サービス開始からわずか16時間で3億円以上が現金化され、2017年11月に合同会社DMM.comに70億円で買収されるほどのインパクトが生まれたのだろう。(「CASH」写真を撮るだけで、持ち物をすぐに「現金化」できる)

利用料以外の収入としては保証金の運用収益が挙げられる。
1人当たり約4800円(299元) の保証金が1000万人分あるので、数%の利回りで運用投資しただけで億単位の収益になる。(「Mobile」中国のシェア自転車のマナーを改善)

一般的なディーラーなどの販売方法と決定的に違うのが、車を先に貸して、支払いがストップしたら遠隔で車を止めるという衝撃的な仕組み。(「グローバルモビリティサービス」「低所得者も車を所有」を実現した遠隔操作技術)

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