スキン・コレクター

スキン・コレクター 上 (文春文庫)ジェフリー・ディヴァーで一番有名なのは、映画化もされた「ボーン・コレクター」だろう。
この「スキン・コレクター」は、題名からも分かる通り「ボーン・コレクター」に続く作品である。
20年の歳月を経て、「ボーン・コレクター」の悪夢が蘇る。

という煽りは、出版社がやりそうなことだが、読んだ感じではそれほど繋がりがある訳でもない。
今回の犯人は「ボーン・コレクター」事件の影響を受けているが、犯人の思想に影響されたというよりも、リンカーン・ライムたちの操作手法を研究したという意味合いが強い。

今回の犯人も頭が良く、容赦なく人を殺すが、それほど残虐という感じではない。
最初から犯人の主観で語られる章があるというのも理由だが、毒で入れ墨をする、という殺し方にも残虐性が感じられない。

読者の期待を裏切るのが目的で小説を書いているディーヴァーなので、今回も、犯人の本当の狙いが二転三転して、楽しませてくれる。
ただ、彼のファンとしては、新しいキャラクターはまず疑えの法則があるので、真犯人については、あまり驚きがなかった。

それよりも、好敵手との再会に胸が高鳴った。

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