「産業革命以前」の未来へ

「産業革命以前」の未来へ―ビジネスモデルの大転換が始まる (NHK出版新書 550)「人類500年の歴史から新しい大航海時代の到来を描き出す」という帯の宣伝には惹かれるものがある。
本書で言う「大航海時代」とは、産業革命以前の独立自営業の世界への「先祖返り」である。

今後の世界で必要なのは、企業の中で決まりきった作業をこなすことではなく、新しいビジネスフロンティアを発見することだ。

本書の前半では、人類の歴史について、作者なりの考察が披露される。
大航海時代、産業革命、ITの登場、そしてユニコーン企業が誕生している現代である。
そして、アメリカや中国の現在が、新しいサービスを中心に語られる。

そのような状況に対して、日本や日本人への提案が最後にあるのだが、あまり面白いものではなかった。

1960年頃までの世界でソ連が強かったのは、決して偶然ではないし、また社会主義が一般的な意味で優れた制度であったからでもない。当時の技術の性格が、そのような経済体制に適合していたためである。
ユニコーン企業に共通の特徴を見出すことは難しいが、あえて言えば、「未公開」ということである。つまり、株式市場から資金を調達していないということだ。そうしなくても資金を調達できることが重要である。
とくに問題なのは、日本の大学がコンピュータ・IT関連で後れをとっていることだ。

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