大予測 次に来るキーテクノロジー2018-2019

大予測 次に来るキーテクノロジー2018-2019テクノロジーの未来予測に関する本は好きで、よく読みのだが、同じ分野の本を読みと、知っていることばかり書いてあることがある。
この本で扱われているテーマも話題のものばかりなので、基本的なことは知っていたが、独自の危機感や期待があって面白かった。

本書で面白かったテーマは、以下の通り。
・ディープランニング
・自動運転
・音声認識
・IoT
・ブロックチェーン

現在驚くべき速度で成長している「ディープランニング」だが、あまり話題にされていない「ブラックボックス化」の問題が取り上げられている。
大量のデータから自力で学習し、判断基準を生み出すディープランニングでは、その方法を人間が理解できない「ブラックボックス化」が起こる。
回答は正しいのだが、なぜそのような判断をしたのか、人間には分からなくなってしまうのだ。
実際に、アメリカでは仮釈放を許可する判断をディープランニングで行っているが、その根拠を示せないのが問題になっている。
2017年6月に公開された「国際的な議論のためのAI開発ガイドライン案」では、「透明性の原則」として、「開発者は、AIシステムの入出力の検証可能性及び判断結果の説明可能性に留意する」といった内容が盛り込まれているようだ。

「自動運転」にはレベルがあり、「レベル1、2、3」までが人間の支援であり、「レベル3」で完全に自動運転になる。
「レベル3」では緊急時には人間が運転を変わらなければならないが、普段運転をしたことのない人間が緊急時に対応できるとは思えない。
「レベル3」は事故のリスクを無くすことができないので、一気に「レベル4」まで行こうとする動きもあるようだ。

Amazonが有名なAIスピーカーは、検索エンジンの勢力図を変えるかもしれない。
AIスピーカーの検索エンジンは、GoogleではなくマイクロソフトのBingであることが多い。
AIスピーカーが普及すると、Googleのシェアが下がることになる。
また、チャットボットがどの検索エンジンを使うかによって、勢力図が変わる可能性もある。

IoTの分野では、医療関係が面白い。
錠剤にセンサーを組み込んで、錠剤の服用を正確に管理できる「デジタル・メディスン」という技術も登場している。
危険な場所で作業を行う作業員の体調管理を行う見守りサービスも提供さえている。
マットレスがいびきを検知すると、ベッドの角度を変えていびきを止める製品さえ販売されている。

ブロックチェーンは、銀行に革命を起こすだろうが、それだけにとどまらない。
インターネットに信用を与えるしくみは、様々な利用方法が考えられる。

中央機関の仲介なしに、法定通貨や株券、債券、各種のチケットやライセンスなどさまざまなモノの所有権の移転が可能である。これは「スマートプロパティ(財産)」と呼ばれ、ブロックチェーンの適用分野が飛躍的に広がることを意味する。
スマートコントラクトとは、契約をプログラムの形で記述し、ブロックチェーンに記載することにより、法執行機関なしに、その実行・執行が自動的に行われるものである。

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