少し前に読んだ「小説仮面ライダーアギト」がそれほどでもなかったので躊躇していたが、Amazonのレビューで評判が良いので「クウガ」を読んでみた。
なかなか面白かった。
大人でも、クウガ・ファンでも楽しめる作品になっていると思う。
最後の戦いの後、五代が失踪してから年月が流れた。
五代の帰りを待ち望む一条は、不審な事件の捜査に参加する。
全滅したはずのグロンギが、また人殺しのゲームを再会した恐れがある。
しかし、頼みのクウガはおらず、一条たちは警察の力だけで立ち向かうしかない。
まず、秀逸なのが、クウガの五代が帰ってきたと思わせて、そうではないとこだ。
どんでん返しが仕組まれているとは思わなかったで、ちょっと驚いた。
最後の敵の攻撃方法も面白い。
テレパシーの理論的背景に、量子力学をあたり、SFっぽくて楽しい。
五代と一条の関係が微妙にBL的に描かれているのが、なんだか照れくさい。
一条が結婚しない理由は、まさか、と勘ぐってしまう。
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