久しぶりの三島屋変調百物語。
宮部みゆきに関しては、文庫本に落ちてから購入するのがマイルールである。
三島屋百物語の第4弾である「三鬼」が出版されたのは知っていたが、文庫になるのを待っていたのだ。
待ったかいがあった。
宮部みゆきは、時代劇が一番おもしろい。
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月別アーカイブ: 2019年6月
3分間マインドフルネス
流行りでもあるので、マインドフルネスに関する本は多く出版されている。
その中でも、この本は、マインドフルネスの様々なテクニックを手軽に実行することに注力している。
瞑想を現代的に見直し、宗教的要素を排除したマインドフルネスは、様々な状況で利用できる手法となっている。
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領収書がわかる本
「経費で落とせないものはない!」という勢いだったので、期待して読んでみたが、私の業態では、今よりも多く経費にできるものはあまりなかった。
元手がかからないところがIT産業の良いところだから、それも仕方ないか。
基本的な考え方と税務署に目を付けられない方法はためになった。
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料理の科学
むかしから料理は科学だと思っていた。
台所は科学実験室だとも言える。
しかし、この本はとっかりからちょっと難しい。
普通にH+などの前提知識が必要になる。
知っておくと自慢になるネタが満載だが、残念ながらすべてを覚えきれない。
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起業の教科書
この本では起業について、著者の経験、経験者へのインタビュー、関連本の紹介という構成をとっている。
本の紹介がこれだけあるのは珍しいと思ったら、著者は本の紹介のベンチャーを起業した人だった。
起業するかどうかはともかく、また読みたい本が増えてしまった。
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人間+マシン
世の中、AIに仕事を奪われると不安になっているなか、珍しく楽観的なAI観である。
AIは人間の能力を拡張し、その結果業務プロセスは再設計される。
そして、新しい仕事が生まれる。
基本的には同感だが、そこまですべてがバラ色とは思えない。
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
「キングコング 髑髏島の巨神」に続く、「モンスター・ユニバース」シリーズの作品である。
「キングコング 髑髏島の巨神」がすごく良かったので期待していたが、それほどでもなかった。
「キングコング 髑髏島の巨神」の続きではなく、渡辺謙主演のハリウッド版ゴジラの続きだった。
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生命保険のカラクリ
本書は、新しく「ライフネット生命」を立ち上げた著者による生命保険の裏側の解説である。
既存の生命保険会社とは違った立場で生命保険を分析しているので、説得力がある。
やはり生命保険会社の運用には莫大なコストがかかり、それが手数料として顧客の負担になっているようだ。
一般的な金融商品と違い、生命保険では手数料が明示されることはない。
また、巨大に膨れ上がった生命保険会社は、自社の維持に必死なようだ。
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ナイトフライヤー
TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のヒットで一躍メジャー作家になったジョージ・R・R・マーティン。
彼のSF短編「ナイトフライヤー」もNetflixでドラマ化された。
ドラマ版「ナイトフライヤー」は、マーティンの作品らしからぬ気がしたので、原作を読んでみることにした。
短編なのでTVドラマ版よりは要素が少ないが、基本的には同じようなストーリーだった。
「ワイルドカード」シリーズなどはもっと面白かった気がするのだが、作風が変わってしまったのだろうか。
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サイバー攻撃の教科書
サイバー攻撃について、具体的なハッカーの手口が解説されている。
習うより慣れろという方針で、ひたすら手順の説明になっている。
その考え方も分かるのだが、もう少し理論的背景を知りたかった。
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