領収書がわかる本

「経費で落とせないものはない!」という勢いだったので、期待して読んでみたが、私の業態では、今よりも多く経費にできるものはあまりなかった。
元手がかからないところがIT産業の良いところだから、それも仕方ないか。
基本的な考え方と税務署に目を付けられない方法はためになった。

家で仕事をしているわけではないので、家賃、光熱費、備品等は経費で落とせる訳ではない。
PCや通信費、書籍代はすでに経費にしている。
経費として落とす面で、今後の参考になったのは、スーツは落とせることと、接待交際費に上限はないことくらいか。

税務署に目を付けられないためには、売り上げに対して過度に経費が多いこと、科目別の金額が業界の平均から大きくかけ離れていないことのようだ。
今後は、この辺りのバランスに気をつけていこうと思う。

日本の個人事業主は税金を収め過ぎなので、日頃から、これは経費で落とせないか、考える習慣が必要だ、という著者の教えに従おうと思う。

その接待交際費がいつ売り上げにつながるのか、つながらないのか、直接的につながるのか、間接的に効果があるのか・・・など、税務署は一切判断できませんし、判断すべき立場ではありません。
相手さえいれば、基本的には経費として認めざるえないものですので、合理的な説明ができるものはどんどん経費に計上してください。

そのためには売り上げに対する経費のバランス、経費の内訳バランス、同業者の経費傾向とのバランス・・・3つのバランス感覚を日頃から養いましょう。

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