3分間マインドフルネス

流行りでもあるので、マインドフルネスに関する本は多く出版されている。
その中でも、この本は、マインドフルネスの様々なテクニックを手軽に実行することに注力している。
瞑想を現代的に見直し、宗教的要素を排除したマインドフルネスは、様々な状況で利用できる手法となっている。

マインドフルネスの基本は、次の通り。
「ただ観察し、あるがままを受け入れることが重要です。
どんな感情が湧いたとしても、まずそのことに「気づく」こと。
そして、そんな自分をありのまま「受容」すること。」
ただ、これだけのことだが、それゆえに、日常生活の様々な場面で取り入れることができる。

たとえば、「動く」瞑想。

椅子に座った状態でゆっくりと両肩を後ろに回します。
その際、ただ回すのではなく肩を動かす骨・筋肉・関節といった身体のあらゆる感覚に意識を集中します。
目安としては、前に5回ほど、後ろに5回ほど回します。
ゆっくり回すと身体の感覚を意識しやすくなります。
気持ちよければ、そのまま何度か繰り返しましょう。

また、「食べる」瞑想もある。

食べ物を用意する(レーズンやナッツなど)
形、色合い、質感を、目で見てじっくり観察する
箸や手でつまんだときの感覚や、顔を近づけたときの香りも感じる
食べ物を舌に乗せ、ゆっくり噛み、舌に触れる感触や、噛んだ感触も観察する
一口一口の食べる感触や、食べ物の味をじっくり感じる
十分に味わったら飲み込む
自分の好きなものを食べて、幸せな気持ちに浸る

マインドフルネスは習慣化することが重要らしい。
心の筋トレと言われているように、続けることで効果が現れる。
まずは短時間でも、時間を決めて、日常に取り入れてみたいものだ。

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