今昔百鬼拾遺 鬼

京極夏彦を読むのは何年振りだろう。
かつては、「京極堂シリーズ」を楽しく読んだものだ。
ミステリーとしては無茶だったが、妖怪小説として、ページの大部分を占めるウンチクを含めて、面白かった。
本シリーズは、その京極堂の妹が主人公である。
兄たちにくらべると、どうしても派手さに欠ける。

連続辻斬り殺人で、友人が殺された女子高生が、主人公の女性記者に語る違和感から物語は始まる。
被害者の女性は、いつか自分が日本刀で斬り殺される、と言っていたのだ。
物語が進むに従って、彼女はそのように呪われた家系で、鬼の妖刀に関わっているのが判明する。
そして、殺人を自白していた恋人が犯人かが疑われる。

どこを楽しんで良いか分からない小説だった。
京極夏彦の作品にしては、民俗学的なウンチクがないし、とんでもないキャラクターも登場しない。
まあ、外伝なのだろうが、続きを読むこともないだろう。

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