この本で語られるVR(仮想現実)の主眼はゲームではない。
VRの持つ今までにないメディアの特性が、人間に与える影響について、解説している。
VRは、かつてブームとなったが経済的に失敗した。
現在は、ゲームとしての側面ばかりが強調されているが、この本を読むと、VRの持つ可能性に期待したくなる。
続きを読む VRは脳をどう変えるか?
月別アーカイブ: 2019年9月
父が娘に語る経済の話。
父親が娘に語り聞かせるような形で、経済についてやさしく説明している本である。
言葉の使い方はやさしく、分かりやすいように説明しているが、経済の根本に関するテーマなので、理解するのはなかなか難しい。
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病気の9割は歩くだけで治る!
「歩くことで全てが解決する!」という主張だけの本。
間違いではないのだろうが、それだけのために1冊を読むのは、さすがに飽きる。
腰痛改善のためには、正しい歩き方必要なようなので、試してみたい。
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鹿の王 水底の橋
「鹿の王」に続く上橋菜緒子の医療ファンタジー。
ファンタスティックな医療ではなく、ファンタジー世界における医療のあり方を描いた作品である。
その世界では、医療と宗教、政治が密接に絡み合っている。
医療の2つの派閥が競い合っているが、どちらが正しいか決めつけないあたりが、上橋菜穂子らしい。
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