kotoba特集スティーヴン・キング

キング特集があるとつい買ってしまう。
コレクターのようになっているのかもしれない。
この特集は、なかなか豪華でバラエティに富んだ執筆陣だった。
さまざまな切り口でキングを分析している。
みんな好きだなあと思うが、新しい発見はなかった。

この特集の執筆陣とテーマは以下の通り。

Ⅰ.私とキング 私のキング

浦沢直樹 世界を壊し、創造し続ける小説家
綿矢りさ この世界を引き受ける書き手
養老孟司 ホラーの愉悦と恐怖の構造
永井 豪 〝強迫観念〟の名人
野口悠紀雄 私がキング作品を映画で観ない理由
森見登美彦 キングに圧倒された作家の回想

風間賢二 スティーヴン・キング全著作解説

Ⅱ.キングを新しい視点で読む

町山智浩 キングと父になること
茂木健一郎 人間を映す鏡としての恐怖
白石 朗 キングの最前線を読む
森本あんり 『キャリー』にみるアメリカ的キリスト教の特異性
風間賢二 神は残酷だ! 自然主義文学としてのキング・ワールド
萩原健太 1960年の夏を求める旅――スティーヴン・キングと音楽
島田裕巳 敬虔な母親と、悪魔の娘
速水健朗 現代アメリカのフォークロア
永嶋俊一郎 「四つ眼」のスティーヴンの優しいまなざし
長谷川町蔵 イジメっ子はバットを握る――キング映画の子どもたち
坪野圭介 マクロに読む/ミクロに読む――キングの小説作法
足立伊織 感染の誘惑――『呪われた町』と『ペット・セマタリー』

馬飼野元宏 スティーヴン・キング原作全映像化作品解説

一番面白かったのは、クジョーの執筆時にキングはアルコール+ドラッグ中毒で、本人は書いたことを覚えていない、ということだった。
あの分量の小説を無意識に書いてしまうとは、やはり天才かもしれない。

「クージョ」
本書の何が恐ろしいと言って、狂犬病にかかったセント・バーナードや機能不全の家庭ではない。キングは、本書を創作していた時期、重度のアルコール依存症+ドラッグ中毒に陥っていたため、本書を執筆したことをまったく覚えていないのだ!それでこの完成度。恐るべきはキングの才能である。
風間賢二

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