生物学の歴史

アシモフをしても、生物学の歴史は楽しく、分かりやすく伝えるのは難しかった。
当然ではあるのだが、医学の歴史が混線して来て、更に分かりにくくなっている。
ポイントだけまとめて、年表にして欲しい。

まずは、「古代の生物学」から始まる。
紀元前5,000年頃のイオニアで、生物学(というか医学)に合理主義が導入された。
生物のしくみは、神を持ち出さなくても説明できる、という考え方である。
そして、解剖学と発生学が生まれた。
ここで重要な人物は、有名なヒポクラテスだ。

中世では、キリスト教支配による暗黒時代には科学は停滞し、ルネッサンスで復活する。
中世の化学者と言える錬金術師が、生物学の進歩に寄与している。

1543年のペサリウスによる「人体の構造について」が、新しい解剖学の始まりとなった。
そして、生化学が始まり、顕微鏡が発明され、微生物学が生まれた。
1753年リンネの分類学により、現代に続く生物の分類が確立された。

生物のしくみについて、自然と同じ方法で説明できるとする機械論と超自然的要素を前提とする生気論が激しく対立した。
化学の発達により、生気論は不利になりつつあった。
化学研究の生物への適用によって、有機化合物が発見された。

1859年ダーウィンの「種の起源」によって進化論が世に知れ渡ることになる。
1866年メンデルの法則により、遺伝の法則が発見され、1882年フレミングによる染色体の発見により遺伝のしくみが解明され、進化論を支持することになる。

この後、病気との戦い、血液、代謝、分子生物学の解説が続く。
興味深くはあるが、とても覚えきれない。
自分で年表を作ってみようとしたが、記入すべきイベントが多すぎて、断念した。
ただ、生物学の歴史に興味を持たせる本としては、よくできている。
さすがアシモフ。

疑いもなく「種の起源」は生物学史上最も重要な本であった。自然選択による進化の見地からみると、生物学の多くの分野はにわかにより有意義になった。その考えは、分類学、発生学、比較解剖学および古生物について集められた資料を理論的に説明した。ダーウィンの本によって、生物学は単に事実を集めた以上のものになり、非常に広い有益な理論にもとづく組織的な科学になった。

人間の精神自身も、分子生物学者の探求に対してその神秘性を放棄するかもしれない。サイバネティックスとエレクトロニクスの知識が増すことによって。われわれは生命のない知能を作り出すことができるかもしれない。
しかし、待つことのみが必要であるとき、なぜ推測をするのであろうか。いかに大きく前進し、未知のことについての知識がいかに驚くほどさかんに得られようとも、未来に残されているものはつねにさらに大きく、さらに興味深く、さらにすばらしいものであるということは、たぶん科学的研究の最も満足すべき点であろう。

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