メンタリストは詐欺師だと思っていたが、なかなかどうして、良くまとまっている本だった。
有名な学説をベースに読みやすい粒度でまとめられている。
初心者でも、理解し、自分なりに生活に適用できそうだ。
この本では、集中力を維持するための脳の力を「ウィルパワー」としている。
集中力を維持するためには、いかにしてこのウィルパワーの消耗を避けるかがポイントになってくる。
ひとつの方法として「決定つかれ」を避けることだ。
行動をルール化して、決定を減らす。
スティーブ・ジョブズがやっていたように、毎日着る服を決めておくなどである。
習慣化するのも有効である。
行動についていちいち決定せず、小脳にに任せて、機械的に実行する。
集中力を高める方法として、次のような方法が提案されている。
・仕事は時間で区切る。
制限がある方が集中力は高まる。
・環境の「強制力」を利用する。
机のまわりから不要なものを片付ける(スマホはしまう)。
持ち物を減らす。
集中したいもの以外は何もない部屋が理想。
その他にも、試してみたくなる様々なテクニックが紹介されている。
・正しい姿勢をたもつ。
血流が良くなる。15分に1度立ち上がる。
・間食を摂る。
ナッツが良い。1〜2時間に1回コップ1杯の水を飲む。
・やるべきことを残さない。
心配事は脳に負担となる。
・運動による脳のリセット。
5分でも良い。
・15分のパワーナップ(仮眠)をとる。
・簡単な作業から入り、脳にエンジンをかける。
・超早起き
20時半に寝て、4時に起きる。人間に一番あっているサイクル。
「フロー体験をするための主な条件」
・ちょうどいい難易度のものに取り組んでいる。
・取り組んでいる対象へのコントロール感覚がある。
・直接的なフィードバックがある。
・集中力を妨げる要素をシャットアウトされている。朝おこなうべき7つの行動
・早起きして、朝食を摂る。
・グリーンエクササイズなどで、朝日を浴びながら軽く汗を流す。
・モチベーションの上がる話題や言葉、詩に触れる。
・毎日1つ、ノートやパソコンなどに日常の幸せへの感謝を書き留める。
・毎日、「今日が人生最後の日ならどうする」と自分に問う。
・その日の計画を10分以内に立てる。
・短時間の瞑想をする。