絵で見てわかるクラウドインフラとAPIの仕組み

この「絵で見てわかる」シリーズは、タイトルを見ると簡単そうだが、実はかなりヘビィである。
それなりの前提知識がないと読みこなせない。
でも、テーマとなっている分野で新しい知見を得ることができるので、良いシリーズだと思う。
本書のテーマはクラウドだが、なぜ「API」と思ったが、読んでみて分かった。
クラウド、特にIaaSに関しては、利用者はAPIを使って操作するのが基本だからだ。

本書はAPIを使ったクラウド環境の構築、運用方法を解説している。
オープンな規格であるOpenStackと業界標準であるAWSでの方法が中心になっている。

最初に、クラウド属しの考え方や用語が解説されている。
テナント、リージョン、アベイラビリティゾーンやブロック・ストレージ、オブジェクト・ストレージなどである。
クラウドでは、ROA(リソース指向アーキテクチャ)という考え方をするようだ。
クラウドでは、選択できるマシンのスペックが少ないと思っていたが、選択を簡素化することで、設計コストを下げるのが狙いだった。

仮想マシンであるサーバーリソース、ストレージであるブロック・ストレージ、ネットワーク・リソース、NASのようなオブジェクト・ストレージの構築、操作方法について、APIのフローとコマンドで解説している。
さすがの個々のコマンドまでは覚えられないが、雰囲気は分かる。
そしてクラウド管理の自動化であるオーケストレーションの説明がある。

IaaSとしてクラウドは利用していないが、この本を読んで感じはつかめたと思う。
物理的なパソコン単体とは全然違う考え方と技術で出来上がっている。

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