ゲームシナリオのための戦闘・戦略事典

ゲームのシナリオを考えるための、シンプルな解説集。
兵の種類や武器、戦術、戦略が解説されている。
ファンタジーのシナリオが前提なので、古代から中世の西洋の記述が多い。
コンパクトにまとまっていて読みやすく、発見がある。
しかし、事典の宿命として、最初から読んでいると途中で飽きる。

目次は以下の通り。
・歩兵
・騎兵
・架空兵器
・個人戦闘
・戦術
・作戦と陣形
・戦略と政略

まず、「歩兵」である。
歩兵の特徴として、「安価」なことがある。
訓練が必要なく、装備も比較的安い。
しかし、士気が低く、すぐ逃げ出す。
それを避けるには訓練をする必要があるが、そうするとコストがかかり、「安価」という歩兵の特徴が失われる。

歩兵にも次のような種類がある。
・重装歩兵
・ホプリタイ
・ペルタスタイ
・ローマ重装歩兵
・クロスボウマン
・ロングボウマン
・スリンガー
・銃兵

銃兵は距離をおけば強いが、白兵戦に弱いという弱点があった。
銃剣は、この弱点を克服する大発明だった。
距離がされば銃として、白兵戦では剣として使える。
武器の進化により、戦い方も変わっていく。

「騎兵」は強力だが、整備に士官とお金がかかる。
そのため、もったいなくてなななか使えない。
騎兵の中でも騎馬民族騎兵は最強である。
しかし、遊牧民族なので面積あたりの人口が少ない。
略奪はできても、支配するには人数が足りない。

「騎兵」の一種である「騎士」は、死亡率が低かった。
落馬すると捕虜になり、身代金と交換される。
その方がメリットが大きかった。
しかし、大砲の発達によって死亡率は跳ね上がった。

「個人戦闘」では「モードシュラッグ」という技がある。
鎧が厚くなって切れなくなったので、ツバや柄で叩いたほうがダメージが大きくなった。
何のことはない、殴りつけるのが最強になった。

実際には剣で戦うことは少く、槍や弓で戦うのが基本だった。
剣は、非常手段として身につけていた。

というように、面白い発見がたくさんある本だった。

(戦車は)効率が悪い:戦車を1台運用するということは、馬車を作成し、馬を少なくとも2頭使い、兵士も2人必要ということになる。そのうえで攻撃要員が1人では、あまりにも効率が悪い。コストに比べて攻撃力が低すぎるということです。

特にポーランドのユサールを フサリア といいます。フサリアは、巨大な羽根飾りを背負っていることでも有名で、その姿から 有翼衝撃重騎兵 ともいわれます。羽根飾りは単なる飾りではなく、モンゴル騎兵が対騎兵武器として投げ縄を多用したことから、羽根で身体を大きくして投げ縄を引っかけにくくしたのが始まりとされています。

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