精神科医が見つけた3つの幸福

脳内で分泌される幸福物質は主に3つ。
これを出している状態が幸福だと言える。
ならば、幸福になるには、この物質を出せば良い。
実に割り切った考え方だ。
そのためのノウハウをまとめた本である。
疑わしいなら試してみれば良い。
ただ、直接は関係ないような人生訓を多かった。

本書では、人には3つの幸福があるとしている。
セロトニン的幸福は、心と身体の健康に関係している。
オキシトシン的幸福は、「つながり」に関係している。
ドーパミン的幸福は、達成感に関係している。

また、幸福の4つの性質も理解しておく必要がある。
1.幸せは、今ここにある。
2.結果ではなく、プロセスが重要。
3.劣化しやすい。
4.掛け算で増やすことができる。

幸せのは階層的であり、健康>つながり>お金のような順番で重要度が異なる。
これが、「幸せの三段重理論」だ。
脳内物質に当てはめると、セロトニン>オキシトシン>ドーパミンとなる。
この順番を間違えると、不幸になってしまう。

本書で紹介されている「セロトニン的幸福を手に入れる」方法は、次の通り。
「朝散歩」起床後1時間後に15~30分程度散歩をする。
「幸せに気付く」気付かなければ、幸せにはなれない。
「『今』にフォーカスする」過去の後悔や未来の不安ではなく、今の幸せを積み上げる。
「自己洞察力を高める」起床直後に自分の身体と心の状態をチェックする「起床瞑想」などで、自分を知る。
「3行ポジティブ日記」幸福心理学でも成果が報告されている。ポジティブを集める力を高める。

次は、「オキシトシン的幸福を手に入れる」方法。
「つながる」スキンシップ、友情・仲間との交流、親切と感謝、ペット。
親切の記録として「親切日記」をつけると、自尊感情と自己肯定感が高まり、幸福度がアップする。
感謝の記録としては「感謝日記」。
「ポジティブ日記」「親切日記」「感謝日記」の順に進むのが良い。

ドーパミンは、成長の素であると伴に依存症の元凶でもある。
最後は、「ドーパミン的幸福を手に入れる」方法である。
ドーパミンは、「もっともっと」を求めるので、付き合うには他の幸福と組み合わせるなど、工夫が必要になる。
お金や物に「感謝する」。
飲酒量やゲーム時間を制限する。制限することで、慣れを防ぐことができる。
毎日、自分の成長を味わう。
自分のコンフォートゾーンを出る。
自分が受け取る前に、与える。

赤ちゃんを10回抱っこしても、100回抱っこしても、その幸福感は変わりません。つまり、「つながり」「愛」の幸福感(オキシトシン的幸福)も、逓減しないのです。

「自己決定」が「所得」「学歴」以上に、幸福感と関係しているというのは意外に思えるかもしれませんが、精神医学の領域では以前より、「コントロール不能感」がストレスを最も高めることが知られています。自分で決定できることとストレスが減り、幸福度も高まるのです。

人に親切にするとオキシトシンが分泌され、「幸せ」を感じる。

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