幽霊なんて怖くないBISビブリオバトル部

自分の好きな本をプレゼンするビブリオバトル。
それを部活とするBISビブリオバトル部の活動を描くシリーズの2作目。
今回のテーマは、恐怖と戦争。
いろいろと考えさせられる。
結局、最後は「仮面ライダークウガ」

メンバーがどの本を選んで来るのかもお楽しみのひとつであり、教えるとネタバレになるが、それがないと話が進まない。
ということで、ここからはネタバレを含む、ということで。

1つめのテーマは「恐怖」。
メンバーのそれぞれが選んだ本は以下の通り。

伏木空:ジョン・ウィンダム「時間の種」
小金井ミーナ:小野不由美「魔性の子」
安土聡:松本修「死ぬほど怖い噂100の真相」
埋火武人:今野晴貴「生活保護ー知られざる恐怖の現場」
輿水銀:久正人「ライアランド王国公認 びっくりモンスター大図鑑」
菊池明日香:藤野恵美「7時間目の階段授業」

ひとつのテーマで、よくこれだけバラエティに富んだ本が集まる、と感心する。
今回は、武人のお屋敷での百物語風のバトルである。
それぞれの過去を巻き込んだ、結末となっている。
しかし、ウィンダムとは渋い。
そして、読んでいないのが悔しい。

2つ目のテーマは「戦争」。

メンバーのそれぞれが選んだ本は以下の通り。

輿水銀:宗田理「ぼくらの太平洋戦争」
菊池明日香:デーヴ・グロスマン「戦争における「人殺し」の心理学」
安土聡:マックスウェル・テイラー・ケネディ「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ」
伏木空:筒井康隆「馬の首風雲録」
埋火武人:山本美香「戦争を取材する 子供たちは何を体験したのか」
小金井ミーナ:中島三千恒「軍靴のバルツァー」

扱いづらい重いテーマだが、逃げずに頑張っている高校生たちは偉いと思った。
まあ、実際にこの小説を書いているのは、私と同じくらいのおっさんなんだが。
それを忘れるほどのリアリティとキャラクターのうまさがある。

このシリーズはマニアなネタが多くて楽しい。
SFについてのネタは分からないと悔しい思いをするが、特撮やアニメ、特にオジサン世代の話題は盛り上がる。
今回も、仮面ライダークウガのネタが一番良かった。

「お前の発表で教えれれたからだ」
「は?」
「”我々がしなければならなかったのは戦うことじゃない。愛し合うことだった”」
「?」
「ああ、お前らの世代じゃ知らないか。昔の『宇宙戦艦ヤマト』の台詞だ。ガミラスを全滅させた後、古代進が自分たちのやったことを後悔して言うんだよ。『2199』じゃガミラスを滅ぼさなかったから、カットされたんだけど」

「だからこそ現実にしたいんじゃない」ミーナさんがいつのまにか近づいてきていて、会話に入ってきました。「本当はきれいごとがいいんだもん」
先生はくすっと笑います。「『クウガ』の41話の台詞だな」
「はい」
「そうだな。現実にしたいな」

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