死物語

物語シリーズの最新刊は、上下巻だった。
しかし、上下は別々の話で、あまり繋がりがあるとは思えない。
もはや付き合いで読んでいるので、あまり期待はしていない。
それだけに、少しでも面白いところがあると、喜べたりする。

まずは上巻。
こちらは阿良々木君とキスショット忍が主人公。
新型コロナの現状をしっかり取り込んで、斜め上を行く話だった。
人間ではなく、吸血鬼の伝染病なのだ。
しかし、設定が入り組んでいて、しっくり来ない。
そして、シリーズが長くなり過ぎて、昔のエピソードを思い出せない。
こんなにダジャレが多かったっけ?

下巻は、めっきり主人公にのし上がった撫子である。
何で撫子のロビンソン・クルーソーを読まなければならないんだ!と思ったけど、ちゃんと理由はあった。
モンスターシリーズのトリが撫子とは意外だった。
確かにとても成長してるし、専門技能も取得した。
冒頭にあるように、可愛いだけのキャラがここまで引っ張るとは思わなかった。

ちなみに、フェイドアウトの危機をどう脱したかと言えば、本来、阿良々木暦を後継する形で、第二の語り部として臥煙伊豆湖の弟子になるのは彼の末妹、阿良々木月火の予定だったのですが──斧乃木ちゃんが一貫してアシスタント役を務めているのは、その名残です──、月火ちゃんの性格が悪過ぎたせいで、撫子にお鉢が回ってきたという裏事情も、一応、参考までに付与したところで。
月火ちゃんあっての撫子だと、改めて認証したところです。

馴れ馴れしい感じは、あんまり心地よくはありませんけれど、かと言って、ここで断る口実もありません──ぐいぐい来る人には弱いのです。臥煙さんしかり、哭奈ちゃんしかり、月火ちゃんしかり──と言うか、私の周囲には、今、そういう人しかいません。  
逃げられる相手からは逃げ続けた結果、周囲に強敵しかいなくなったという恐ろしいシチュエーションです。

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