習慣についての本はよく読むが、この本はひとつのシンプルなアイディアを元に理論を展開しており、興味深い。
説得力があって、やってみようという気になる。
図書館で借りたのだが、手元に欲しくなってKindle版を購入した。
ただ、このタイトルは誤解を招く。
たくさんの方法をまとめたようなイメージを与える。
原題は「TINNY HABIT」つまり「小さな習慣」であり、この方が内容にマッチしている。
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月別アーカイブ: 2021年10月
THE INSTITUTE
流石に大人向けのペーパーバックは、読み切るのに時間がかかった。
本作は、スティーヴン・キングによる、多分久しぶりの超能力者ものである。
アメリカ中からさらわれた少年少女が怪しい研究所INSTITUTEで、超能力を開発するためのモルモットにされる。
「ファイアスターター」のような泣かせる話ではなかったが、途中から少年の冒険物語となり、俄然盛り上がってきた。
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ネットワーク・エフェクト
マーダーボット・ダイアリーの2作目。
相変わらず弊機の独白が楽しませてくれる。
腐れ縁の船は当然として、弊機のコピーや新たな警備ユニットも登場し、にぎやかである。
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スティーヴン・キング論集成
風間賢二によるキングの評論集。
よくもこれだけの数を‥と思う分量である。
キングについて、様々な切り口で楽しめる。
ダークタワーのパートは、興味が無いのでパスした。
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影が行く
さまざまなタイプのSFホラーが集められた日本独自の短編集である。
リチャード・マシスン、ディーン・R・クーンツ、フリッツ・ライバー、ジョン・W・キャンベル・ジュニア、フィリップ・K・ディック、デーモン・ナイト、ロジャー・ゼラズニイ、クラーク・アシュトン・スミス、ジャック・ヴァンス、アルフレッド・ベスター、ブライアン・W・オールディスといった堂々たる作家陣で、少し古めの小説が読み易い。
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生物はなぜ死ぬのか
ツィッターで評判だったので読んでみたが、それほど斬新な考えでもなかった。
本書では、生物の誕生から、生物の絶滅、生物の死、ヒトの死と考察し、生物が死ぬ理由を探求していく。
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地学ノススメ
「ブラタモリ」を観ていると、地学の勉強をしたくなる。
試しにいくつか読んでみたが、なかなか覚えられない。
この本では、地層の話もあるが、それよりも更に地下のマントルの動きが面白い。
それと、生物の大絶滅が興味深い。
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身近な雑草の愉快な生き方
驚くべき雑草の生存戦略の数々。
人に教えたいが、覚えきれないのが残念である。
文学的、歴史的な背景の説明も多いのが生物学の本にしては珍しい。
イラストも良いが、せめてカラーにして欲しかった。
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