生物はなぜ死ぬのか

ツィッターで評判だったので読んでみたが、それほど斬新な考えでもなかった。
本書では、生物の誕生から、生物の絶滅、生物の死、ヒトの死と考察し、生物が死ぬ理由を探求していく。

いろいろと科学的な事実が紹介されているが、結局のところ結論は次のようなことだ(と読み取った)。
生物は死ぬことによって進化する。
多様化した生物のうち、成功した種だけが残り、それ以外が「死ぬ」。
これにより環境に適用した種が残ることが「進化」である。

また、有性生殖においては、親より子の方が多様性が高いので、親は子より先に死ぬようにプログラムされている。

個体の中においては、「老い」が必要である。
がん化する恐れがある細胞や劣化した細胞を切り離すために、細胞は「老化」するのだ。

(ウナギが)遠くまで旅する理由はおそらく、近くで産卵する種から順に絶滅して、捕食者のより少ない遠方まで徐々に移動距離を延ばしていった結果、ついに深海までたどりついてしまったと想像できます。

例えば、原核細胞の大腸菌は条件が良ければ約30分で1回分裂します。1日で約280兆個になるわけで、そのまま増え続ければあっという間に地球を埋め尽くすくらいの能力があります(実際には途中で栄養が不足して増殖が止まりますが)。これに比べてもっともシンプルな真核細胞の1つである酵母でも、1回の分裂に約2時間を要します。

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