PROJECT HAIL MARY

「火星の人」のアンディウィアーの新作である!
「火星の人」では主人公は火星で一人ぼっちだったが、今度は相棒がいる。
それも気のいい異星人である。
次から次へと降りかかる難題を知恵と科学力で解決する展開は、「火星の人」と同様である。
原書で読んだので、分からないところや勘違いも多々あったとは思うが、それでも面白かった。

主人公がコールドスリープから目覚めると、仲間のクルーはみんな死んでおり、自分の記憶もはっきりしない。
本書は、リアルタイムでの問題解決と、だんだん思い出してくる過去の記憶が交互に語られる。

ここからは、きっとネタバレ。

主人公が思い出したところでは、太陽のエネルギーを吸収する謎の生物が現れ、地球は寒冷化し、生命が住めない星になりつつある。
この生物は、エネルギー源として卓越しており、これを使えば、いままでより格段に優れた宇宙船を作ることができる。
そして、同じ生物に太陽が侵されないが、寒冷化していない惑星が発見され、その謎を解明するためにの探索が計画される。
学校教師でしかなかった主人公は、生物の生態を解明したことからプロジェクトのコアメンバーとなり、探索のメンバーに選ばれる。
しかし、この探索は、片道分の燃料しか確保されていない自殺的プロジェクトだった。

ひとりになった主人公は、なんとか目的地の近くまでたどり着く。
そこで異星の宇宙船と遭遇する。
接触して来たのは、地球より遥かに高温・高圧の惑星に住むカニに似た生物だった。
試行錯誤の末、コミュニケーションが取れるようになると、異星人の状況が分かってきた。
彼らも謎の星を探索に来たのだが、一人を残して全滅してしまったのだ。
目的を同じくする主人公と異星人は、協力することになる。

この異星人がいいヤツなのだ。
科学のことはよく分からないが、優秀なエンジニアなので、何でも修理し、作ってくれる。
主人公のピンチには、自分の命も捨てて助けてくれる。
基本前向きで、何にでも興味を持って、楽しむ。
次から次に襲ってくる難題を、2人で力を合わせて解決していく。
バディものなのだ。

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